本日、三鉄が全線再開通しました。当会では三鉄に代り、元気をもらったお返しに「三鉄元気もち」を宮古市の仮設世帯全戸1,800戸にお届けしまいた。
「三鉄元気もち」
「三鉄元気もち」のお届け先を指示する草野会長と内舘宮古支部長、今日までの準備ご苦労様でした。本日の三鉄元気もちを配るにあたり遠くは東京の会員や青森の会員、宮古市のボランティアの皆さまに感謝いたします。
事務局
岩手の復興「パワーマン」とは、震災復興に欠かせない人物をいいます。情熱的でパワフルで、着実に成果を示す人物、それが復興パワーマンなのです。 これから次々とご紹介しますが、まず第1号は三鉄社長の望月正彦さんです。この温和で優しい顔のどこに炎のようなパワーがあるのか、不思議ですね。いつも近くにいる私が、冷静に観察し分析してみました。エネルギーの根源は、「楽しみがあるから頑張れる」です。何が楽しみかというと、一つは「海釣り」。毎月予定を立てるのですが、その日を思い描いて仕事に励みます。復旧にかける膨大な交渉事も、その日を思い描いて働くもので、ちっとも苦にならないと言います。そこがパワーマンたるゆえんなのです。二つ目は「道路沿いの山菜採り」です。春本番になると目が輝いてきます。あそこのコシアブラ、どこそこのタラの芽、コゴミ、葉ワサビ、山ウドと、それはそれはせわしく駆け回ります。しかも重大な仕事をこなしながらなのです。三つ目は料理です。「草野さん、これ作ったので食べてみて」と、よくいろいろ頂きます。手の込んだ七味や甘くて飛び切りうまい海苔(のり)つくだ煮など、なかなかのものです。釣った魚の新鮮な刺身と山菜のてんぷら。そこに振りかける社長の七味。これが三陸の至福の味なのです。あの三陸鉄道を再開通させた剛腕社長とは思えぬ繊細さに、ついほほ笑んでしまいます。 とてもおちゃめな社長ですが、いったん仕事モードに入るとエネルギーが爆発します。「地域のために笑顔をつないでいこう」と朝礼で話します。その精神を受け継いだ三鉄社員。これからも笑顔をつないでいきます。明るい三陸鉄道、いよいよ、あすあさってで、全線運行を再開します。