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岩手日報 2月21日朝刊記事
速報 三鉄ぽっぽ屋 「 変身 」 北の海女は男
こまで来た 三鉄 大幹部 「潮騒のメモリーズ号」金野 淳一子
NHK朝の連続ドラマ「あまちゃん」がNHK-BSで再スタートした。久慈市は遠藤市長初め大盛り上がり。ずっと「あまちゃん一筋」のファンたち(いちげんさんなど)も、放送スタートの4月6日は涙の大洪水。岩手県知事も「感無量」と再放送に感激していた。三陸鉄道も例外ではなく、オープニングの三鉄が軽快に走る姿がもう一度戻ってきた。北リアス運行本部の金野本部長も、この記念すべき日を「あまちゃんかゆいちゃん」になってお祝い。
本部長の金野淳一子は、「化粧にすっかりはまってしまいました。これからは女装に一生をかけたい」と気持ちはドラマの中。メイクに2時間を要した。衣装はこのあと誰も本当の女子が着なくなったため、望月社長と共有することで合意。
近い将来、望月正子のあまちゃんが見られるかも。
山田夢プロジェクトに2回目の遊覧船寄贈
当会から遊覧船(仲介)と船外機を寄贈した山田夢プロジェクトは、寄贈された船を使って山田湾の観光クルーズを行っていました。「絆船クルーズ・はんせんクルーズ」と名付け、被災した山田の観光復活を願う青年たちの取り組みです。
その第一号が、湾内の沈下岩礁に衝突し、修復不能の事故を起こしました。幸い乗船者に怪我は全くなく、船だけの破損でした。この船は、震災後沖縄の漁師から寄贈を受けたものですが、東北の海の漁には使えず、活用方法を模索していたところ、当会会長に相談があり、湾内遊覧なら可能として、当会が仲介し寄贈しました。また動力の船外機は、震災後は品薄となり高価であったため、自前の調達は無理だったため、当会の資金から購入し寄贈した経緯があります。今度の事故では船外機は無事でしたので、舟だけの調達となりました。
震災後沖縄からの小舟は、宮古市議の橋本氏(NPOみやこマリンフィールド代表)が管理していましたが、1捜保管して残っておりました。(本来は当会会員が普代村くろさき壮で使用予定)
その残っていた船を、8月21日山田夢プロジェクトに仲介、進呈いたしました。
船の保存状態は良く、すぐにでも走行可能です。今後海事事務所への届け出などを済ませ、再び美しい山田湾を疾走することになります。有料ですが、誰でも観光遊覧が可能です。お問い合わせは山田夢プロジェクト(ネット検索)に
三陸鉄道 絶好調
夏休み以前から多くの観光客が押し寄せていましたが、特に7月に入り、連日乗車率が150%超える日も珍しくなく、団体予約は10月まで一杯で、キャンセル待ちもあるほどです。
朝8:15分の宮古駅発の列車には、市内のあちこちに宿泊した人たちが、高価なカメラを片手にバックパックを背負い乗り込んできます。当会が寄贈した宮古駅の「落ちないにゃんこ神社」も大人気で、記念撮影をする人が後を絶ちません。中には「まるで山手線」と怒る人もいますが、大多数は「人気があるから仕方ない。むしろ混雑を応援しましょう」と好意的です。
三陸鉄道の経済波及効果は極めて大きなものがあります。三鉄に乗るため、東京から新幹線に乗ってやってきます。そこからJR山田線か106号バスで宮古へ着くルートと、新幹線で二戸か八戸を経由して久慈へ行くルートがあります。いずれにしても新幹線を使うことは間違いありません。
現地に入った人たちは、それぞれホテルや民宿に泊まり、飲食をしてお土産を買います。6月から9月まで、沿線のホテル、旅館は常に満室に近い状態が続いています。団体ツアーも多く、それらもまた同じように地元へお金を落としてくれます。三鉄の北リアス線の宮古から久慈までは1980円ですが、地元へ落としてくれるお金は、その10倍以上になります。まさに三鉄が地域活性化の救世主と言えます。
会員の皆様も、それぞれに訪れて三鉄応援をしてくれています。時々、当会の名刺を持った会員さんに宮古駅などでお会いします。
9月から10月にかけては、初秋の素晴らしい景観が楽しめます。冬に入ると名物の「こたつ列車」も走ります。快適な新型車両は、窓も大きく、バリアフリーのトイレ常設など、設備も格段とグレートアップしています。それでも「あまちゃんファン」は、旧型車両(テレビ放映の車両)がお目当てで、「毎朝、この列車を見ていた」とシャッターを何度も押します。
会員の皆様、9月に入ると幾分混雑は少なくなりますので、ぜひ三鉄乗車で応援してください。
会長 草野 悟