当会が仲介し、宮古市鍬ヶ崎児童公園仮設住宅17戸に、各世帯に毎月5キロの米を一年間支援することになりました。
これは、世界的に知的障害者を支援している「パイロットクラブ」の盛岡支部からの依頼で仲介しました。
被災地で暮らす避難者は、狭く壁の薄い仮設住宅で苦労しながら暮らしています。中にはあまり外出できないご高齢の方、足の不自由な方も多くいます。今でも全国各地から様々な支援物資が届きます。そんな中で、被災者の方々と話をしていると、「今一番不自由しているもの、必要な物」は何かと聞きましたら、大半の人たちが「毎日食べるお米」と答えました。そうした情報を元に、店を完全破壊された米穀店(仮設店舗で復活)、団地のリーダーのふとん店(仮設店舗)にお願いし、パイロットクラブとつなぎました。一回目の配布が6月3日に行われ、仮設住宅の住民から大変感謝されました。
被災地は、2年4カ月を経過し、一見様変わりしているように映りますが、実は生活苦、精神的苦痛が以前より増してきているのが実情です。小さな支援、応援でも長く続ける「継続」がとても大事です。
当会の活動は、こうした地域が少しでも元気になるよう、今後も「若者応援」を中心に、次世代につながるように続けて参ります。会員皆様のご理解と応援を引き続きお願いいたします。