月別アーカイブ: 2015年3月

重大な訂正 三鉄「ま、どんな?」シリーズ 名前の間違い

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千葉 直子 → 千葉 尚子  失礼しました。

三陸鉄道にとって、この方の名前を間違って掲載するということは、10大ニュースになるほどの事件であります。畏れ多くも、マドンナの走り、つまり列車で言うと「始発列車」なのであります。その後連結された「マドンナたち」が続々と登場いたしていますが、とにかく「最初のマドンナ」なのであります。社員の裏の裏、家族構成、性格などすべてを知る三鉄辞典のような尚子様なのであります。というと恐ろしい職場のお局様に聞こえてしまいますが、実際はそのような雰囲気は全くなく、いつでも、今でも少女のような純粋な心の持ち主で、職場の誰からも好かれている「ま、どんな?」なのであります。大好物のお菓子を目の前に並べ、ストックするのが大好きな、夢見る少女風の尚子様であります。皆様本社にお越しの際には、ぜひ尚子さんをお尋ねください。お茶が出ます。

※写真の目がやや赤みかかっていますが、フラッシュのせいです。本当は真っ黒な瞳、円  らな瞳です。

三鉄マドンナシリーズ 「歳を取らない生え抜きスーパーレディ」 千葉 直子 (18歳以上 99歳未満)

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凛々しいお姿である。三鉄が誕生した時からマドンナだった。そこから全く歳を取らないため、「UFOに乗ってやってきた」と1期生の社員たちは口を揃える。いつもニコニコと笑顔で仕事をしている。セクハラ、パワハラとも無縁だ。その意味さえ知らない。よい職場環境の中で育ってきた。

生まれは宮古市。大恋愛で結ばれた相手はJR職員。バードウオッチャーとして名高い夫だ。時々オオワシの撮影に一緒に出掛けるオシドリ夫婦だ。でも本当は鳥には興味がない。興味があるのは「お菓子」だ。毎日のようにお客様がお土産に地方の名物お菓子を持ってきてくれる。お菓子専用の窓口業務のため、必然的にお菓子が集まる。お菓子の箱を受け取った瞬間に、甘さ、個数、1個の重量、持参したお客様の出身地を当ててしまう。社員は尊敬の念を込めて「お菓子の女王」と呼ぶ。

毎日2つか3つの菓子箱が千葉直子の机の上に重なる。つまり一年で1000箱くらいが集まる計算だ。千葉直子は、全国すべての銘菓を食べ尽くしたプロだ。味覚人菓子飛行物体直子、「なぜ太らないの」と聞いた男子社員。聞いてはいけない言葉だ。睨まれて震えていた。でもお菓子を持参しないお客様にも、美味しいお茶を入れる優しい心の持ち主でもある。(三鉄は誰にでも美味しいお茶を入れていますのでお菓子で差別はしていません)

千葉直子が心底愛するのは「ヨン様」だけだ。すでに流行は去ってしまっているし、韓流スターブームは「口に出すのも恥ずかしい」流行おくれのものだが、千葉直子は一途だ。夫はヨン様とは真逆らしいが気にしない。会社のパソコン待ち受け画面にも微笑むヨン様。三鉄開業以来、この一途さだけが千葉直子を支えてきた。

三鉄広報担当の若い太田智子と宮古市の小中学校が同じ、と自慢しているが、親子でないことは確かだ。

三鉄社員をすべて知り尽くす千葉直子。金野本部長も逆らえない。仕事が終わっての帰り道。駅前のキャトルで買い物をして自宅へと帰っていく。凛々しい人なのだ。

三鉄ぽっぽ屋 「 すべて前向き人間・アンビリーバルな人生 」 畑田 健司 (はたけだけんじ)

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「大丈夫ですか」大慌てで乗車寸前のお客さんに駆け寄った。突然意識を失い倒れてしまった乗客に駆け寄り、すぐに救急車を呼んだ。病院に搬送されて即刻緊急手術となった。「何とか助かって欲しい・・」と神にもすがる気持ちで手術を待った。何とか一命を取り留めた。アンビリーバブル。

そのお客様が退院の時に、まっすぐに三鉄へ来てくれた。お礼を言うためだ。そのあと、ご家族で三鉄へ乗りに来てくれた。涙が溢れた。「この仕事をしていて本当によかった」と畑田は述懐する。お客様との触れあいこそ、三鉄にとってもっとも大事なことだと身を以て感じた。

思えば入社当時からエピソードが多かった。入社日の朝、極度の緊張だった。マイカーで会社に向かった。突然車が故障した。絶体絶命。血の気が引いた。とっさにタクシーを呼んだ。「運転手さん、とにかく急いでください。今日が初出社なんです」と泣き顔で頼んだ。吹っ飛ばして間に合わせてくれた運転手は、三鉄中堅幹部大在家の父親だった。偶然過ぎた出来事だった。アンビリーバブル。

こんなこともあった。入社してからワルの先輩から「あの通学している女子高校生な、お前が大好きなんだって」と耳打ちされ、女子とは生涯無縁だと覚悟していた矢先の出来事で頭が混乱した。その女子高校生に北山崎から飛び降りる覚悟で告白した。「ぼ、ぼ、僕も好きです・・」突然コクられた女子高校生は相当困惑した。結末は・・今は妻となっている。アンビリーバブル。

その後、東北ではほとんどと言っていいくらいの難病にかかった。100万人に一人くらいの確率。気持ちを前向きに保っていたら完治した。奇跡だった。アンビリーバブル。

あまりにも色々ありすぎて、退屈しない人生を送っている。当然逆境にはめっきり強い。畑田の好物は、田野畑村の国道にある【道の駅・思惟の大橋】の鴨出汁ラーメンだ。これに特製味噌を混ぜて食べるときに幸福感を感じる。

「これだけ震災後、多くの人から応援いただいた。結果を残すことが恩返しであり、私の使命だ」と力強く宣言する。畑田の笑声が今日も職場に響く。

三鉄マドンナシリーズ 「アニメ大好きオタク的美少女」 金澤 美咲 20歳以上

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親子以上に歳の離れたMが「♪岬めぐーりのー」とフォークソングの歌を歌って気を引こうとするが、金澤みさきは「その歌知りませんし、聞いたこともないし」とあっさり否定。行き場の失ったMが「こんなに有名な歌、知らないの」と食い下がるが反応はない。どうしようもないオヤジギャグは理解不能だ。

金澤みさきは、本社最年少のマドンナだ。美咲を今日まで支えてきたのは「アニメの声優」さんたちだ。体力もお金もかけて声優ライブには駆けつける。大好きな「徳井青空」「新田恵海」は美咲にとって神様に近い存在だ。つまり「オタク」なのだ。「秋葉原に行くと落ち着きます」と声優のような声でつぶやく。

三鉄の鉄道むすめも大好きだ。フィギアは部屋には欠かせない仲間となっている。鉄道むすめで一番好きなキャラクターは「神井みしゃ」。上の写真の右端にいるパンツをはいた女の子だ。残念ながら三鉄ではなく西武鉄道のキャラクターというところが「オタク」の真骨頂なのだ。

「朝も夜もアニメを見ながらご飯を食べる毎日」と言う。アニメとゲームが一番の生きがいだ。もちろん彼氏になる候補は「アニメ好き」でなければ受け付けない。

三鉄の仕事は、大橋アネーゴの下で震災学習列車の予約などを補佐する仕事だ。旅客サービス部に所属している。写真の奥で微笑んでいるのが,上司のMAX冨手。真後ろに写っているのがTSUBASA及川だ。この二人の上司、MAXとTSUBASAを観察するのも日々の楽しみだ。二人ともアニメキャラに見えるらしい。

夢は「大橋お姉さまのように、ブラックコーヒーが飲めるカッコいい女性になること」らしいが、かなりハードルは高い。

「三鉄に来るのが毎日とても楽しいです。みんなアニメっぽいので飽きません」と仕事場を楽しんでいる。

三鉄マドンナシリーズ 「花の本社広報ウーマン」 太田 智子(さとこ) 20歳以上30歳前後

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人気の三鉄は連日報道各社からの取材申し込みが舞い込む。その窓口業務という大事なポジションを担当しているのが太田智子だ。愛くるしい笑顔を振りまき、それでいて控えめな日本型女性の雰囲気を醸し出している。おっとりしていて、その割には「動じない」性格も有している。だからあまり悩まない。落ち込んだ顔を見ることはない。本人は「落ち込んだことはあります」と言う。でも「一晩寝ると治ります」と、なんと言うか、十分三鉄変人クラブに入れる性格の持ち主だ。明るいマドンナなのだ。

テレビ局や新聞社、雑誌社の担当に的確な情報を提供し、取材依頼の社員の人選もなかなかなものだ。広報は三鉄の大事な仕事だ。三鉄のイメージは「そのまま」が基本コンセプトで、演出や修飾はない。それだけに意外と難しい。「勤勉で、真面目で、どこかユニークで」が三鉄マンのカラーだ。その代表選手は、望月社長だ。「とっても有名なのに全然威張ったところが全くなく、おちゃめでいつも可愛らしい」と社長を分析している。

太田は独身だ。理想の男性は「春風のようにふわっとして温かい人。爽やかに通り抜けて行きながら周りが和やかになってくるような人」と結構欲張りな理想像を持つが、実は三鉄そのものが「そんな感じ」だから、案外近くにそういう人がいるのかも知れない。総務部長が、「あ、それ俺のことです」というが、まったく場違い、間違い、勘違い、人違いだ。

三鉄の広報担当と言えば、「あまちゃん」を熟知していないと務まらない。すべてが「あまちゃん」に通じる。ある朝の朝礼で「わたしカミングアウトします」と告白タイムとなった。「実は・・あまちゃん・・見たことありません」。社員全員が「じぇじぇじぇじぇじぇ」。社長が気絶したほどだ。それで、絶対に何かを覚えなければと毎晩歌の練習をしてマスターしたのが「潮騒のメモリー」だ。

「歌詞を見なくても歌えます」と得意げに言ったが、社員にとっては常識だ。そのあたりが「三鉄の妹」と言われる所以かもしれない。「あまちゃん」を知らなくても社員みんながカバーしあうので、「とっても良い職場です。三鉄に入社できてとっても幸せです」と笑顔を見せる。

「変な人が多くて面白い」と。変な人たちに囲まれて、十分変な人の太田は今日も元気に働いている。