月別アーカイブ: 2014年4月

東京支部会員75歳×3=225歳 三鉄に乗る

老人

東京支部の寅年生まれ3人様が4月21日から23日まで、三陸沿岸をつぶさに視察いただきました。案内は草野会長です。

当初、3年経っても「我々年寄りが被災地に行っても迷惑ではないだろうか」と躊躇していましたが、まったくそんなことはなく、むしろ「ウエルカム」と伝え、実現しました。

東京⇒一関→気仙沼→陸前高田・ホテルキャピタル1000宿泊→大船渡盛→南リアス線乗車→吉浜→釜石・・根浜 宝来館食事→山田→宮古・北リアス線⇒田野畑・・ホテル羅賀荘宿泊→野田→久慈→二戸⇒東京、実に800キロの旅でした。実にお元気な会員は、榎本恵一さん、近藤聰さん、井戸本恵司さん。大変な実績を残してこられた3人は、仲の良い友人同士で、忌憚ない自由な会話も素晴らしいものでした。「我々の貢献は買い物だ」と、行く先々で驚くほど買い物をしてくれました。被災地に来て、泊まって食事をして買い物をしてくれる、これほど大きな貢献はありません。どうぞ皆様も遠慮せずに、どしどしお越しください。

北リアス線では、三陸鉄道の超有名人望月社長自ら車中ご案内。大感激の3人でした。陸前高田の巨大な工事現場に驚愕し、大槌や山田のまだまだ先の復旧に心を痛め、仮設暮らしを垣間見て涙ぐみ、三鉄の全線再開通を喜び、久慈の「あまちゃんロード」を楽しんだご一行。帰り際「またきっと来ます」と言ってお別れしました。どうぞお元気でまた復興の様子を確かめに来てください。ありがとうございました。

宮古市「藤畑仮設住宅の皆さん」

宮古の

三陸鉄道の全線再開通を一緒にお祝いしようと企画した「三鉄元気もち」をお届けした仮設住宅の一つ「藤畑仮設団地」の皆さんです。とっても喜んでいただき記念撮影となりました。仮設住宅は震災からすでに3年。当然仮設のため、老朽化も進みあちこちに不具合が出てきています。それでもさまざまな事情で仮設住宅から出られない人たちが沢山います。それでもこうして笑顔で地域のコミュニティを大事にしながら頑張っています。「三鉄元気もち」の配布後、3件の団地から「うちにはまだ届いていない」と問い合わせがありました。すぐに宮古支部が対処し、無事すべての団地65カ所1800世帯にお届けしました。夏は暑く、冬は寒い仮設住宅。梅雨には窓が結露でびっしょりになり、そのうえ、隣の声は筒抜けの悪環境です。何とか少しでも早く公営住宅などに移れるよう願うばかりです。その団地の皆様から多くの「感謝」が寄せられました。こちらこそ逆に感謝です。ありがとうございました。

つながりこそステップ

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大震災から3年。三鉄は北と南の全ての路線を再開通させました。私は三鉄のアドバイザーとして3年間を見続けてきました。発災直後の勇敢で揺るぎない方針を打ち出したリーダーの存在は、社員に勇気を与えました。復旧に懸ける社員の真摯(しんし)な行動は徐々に周辺に輪を広げ、「三鉄を救え」の応援へとつながっていきました。

4月5日、6日の再開通式典には、クウェート大使や女優、大臣など多数の来賓のほか、お世話になった沿線住民の方々であふれ、喜びの笑顔で埋まりました。列車が通る各駅には、待ちに待った住民の皆さんが大漁旗や小旗を振って共に喜び合いました。

この再開通は3年間のフィナーレではありません。これから苦難の道を走るスタートなのです。社員一人ひとりがそれを自覚しています。決して浮かれることなく、式典後も努力の日々です。90歳になる神戸の石原先生から電話がありました。「どうもよく分からない。開通のニュースを見ていると岩手の地図が映されるが、途中切れているのになぜ全線復旧なのだ」と。JR山田線と三鉄の関係が理解できないようです。

線路はつながってこそ活躍します。被災地の復興には欠かせない「つながり」こそ、次の大事なステップになると強く感じています。真新しい車両に乗って通える高校生。病院や買い物へと利用できるようになったご高齢の方々。喜びの言葉がたくさん報道されました。しかし、まだ鉄道を利用できないところがあることを忘れてはなりません。

三鉄全線運行再開運行記念カレンダー

限定カレンダー

当会の草野会長がプロデュースしました三陸鉄道全線運行再開記念カレンダーが限定販売されました。販売価格は2,000円(税込)です。2014年4月~2015年3月までのカレンダーです。カレンダーの写真は三鉄と四季の風景がとっても綺麗です。

会員の皆様へお知らせ!

今回、会員の皆様でカレンダーを欲しい方は1,000円で購入できます、差額は会で負担致します。但し限定25部となりますので欲しい方はお早めに事務局までご連絡ください。尚、発送に際し送料と振込手数料はご負担願います。

info@santetuouen.com

事務局