会員の皆様
寒中お見舞い申し上げます。とはいえ、暖冬ですね。国道106号線、盛岡から宮古へ向かう道は、例年なら区界峠は零下10度が当たり前で、事故も毎日のように起こっていましたが、今年は道路に積雪もアイスバーンもなく、驚くほど快適です。当然雪不足、温暖な冬で迷惑をこうむっている人、モノはたくさんあります。まず、春の山菜が不足する、海に栄養が行かなくなり、魚介類がやせてくる、スキー場は当然としても、日本酒の仕込みにも影響が・・などなど枚挙にきりがありません。そんな中、われらが応援する三陸鉄道は、1月16日にようやく津軽石駅と陸中山田駅までが部分復旧しました。これで、田老から陸中山田までがつながりました。写真は津軽石駅から試験走行するモーターカーです。このあと2月1日に、田野畑駅と普代駅間がつながります。そしてようやく3月20日に、一貫鉄道163キロが元通りになり全線復活です。昨年の全線開通の3月23日からちょうど一年、奇遇です。3月20日には、再再開通式典が釜石市で行われます。出発式は陸中山田駅で釜石駅に向かいます。山あり谷あり、どん底も経験している三鉄ですが、社員の奮闘は見事です。まさにワンチーム。温暖化により、数十年に一度の異常気象などは、毎年起こっても不思議ではない、と言われていますが、もうお許しくださいと願っているのは三鉄ばかりではありません。何度でも立ち上がる三鉄ですが、なんとか平穏な都市となることを願うばかりです。皆様、ぜひ三陸鉄道に乗車し、震災から9年、変わりゆく三陸の姿を見に来てください。本年も三陸鉄のご支援をよろしくお願いいたします。
山田駅 1月16日の開通式