3月16日 釜石市との交流会列車を最後に、1月17日 大船渡市から始まった当会の提唱企画が終了しました。三鉄の歴史の中でも、沿線市町村職員を中心とした勉強会列車を10本も運行したことは初めてです。首長や幹部も参加し「三鉄をいかに活用し、自分たちの地域を活性化させるか」を学びました。
当会の「三鉄黒字化プロジェクト」座長の岩手大学名誉教授 齋藤徳美先生と、同じく黒字化プロジェクトのメンバーで商品開発プロデューサーの五日市知香さんが10回すべて参加し、三鉄との取り組みについて話をしました。
実施した市町村は、大船渡市・釜石市・大槌町・山田町・宮古市・岩泉町・田野畑村・普代村・野田村・久慈市の10市町村です。
当会の活動は、サントリー東北サンさんプロジェクトの助成と会員と応援者の寄付により実施いたしました。三陸鉄道の活性化は、即刻三陸地域に影響を及ぼす重要な題材です。三鉄を活かしていけば、必ず三陸の地域活性化に直結してきます。当会は、今後も東日本大震災からの立ち上がりを応援してまいります。皆様のご協力に心より感謝申し上げます。
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三鉄・交流会列車 普代村号
2023-2-13
皆様のご協力により発行しました「三陸・次の10年へ」の読本を教科書として、三陸鉄道の沿線市町村の方々に、三鉄をより深く理解していただき、今後の三鉄活用につなげる目的で市町村交流会列車を運行しています。
現在まで、「宮古市」「田野畑村」「普代村」「岩泉町」「大槌町」を実施しました。車内では、当会の三鉄黒字化プロジェクト座長の「齋藤徳美岩手大学名誉教授」が車内講演し、その後三鉄の石川社長、幹部社員の紹介と仕事内容の話となるプログラムです。運営は、サントリー東北サンさんプロジェクトの助成と会費を充てて実施しています。参加した職員の方々から「三鉄を知っているようで知らないことが多く、大変勉強になった」という声が多数寄せられています。齋藤先生には、まったくのボランティアで参加していただいており、盛岡のご自宅から三陸まで毎週通っていただいています。
三陸は、特に人口減少が全国平均よりかなり上回っており危機的環境にありますが、それを交流人口の増加を三鉄が担っていければ、よりよい仕組みが出来上がります。苦境の中のチャレンジですが、会員、応援の方々のご協力をお願いいたします。
会長 三鉄日記
会長 三鉄日記 2023年 2月3日
すさまじい極寒の大雪洗礼を受けた岩手県内陸部と強風にあおられた三陸沿岸でしたが、どうにか春に向かって動き出している感じがします。コロナ感染も、5類へ移行し、単なる風邪みたいな感じになるのでしょうか。それにしても要注意ですね。
当会主催の、「三陸・三鉄交流会列車」が進行中です。現在まで「宮古市」「田野畑村」が済み、今月は5日 普代村、12日岩泉町、13日大槌町、22日久慈市と続きます。当会の黒字化プロジェクト座長の齋藤徳美先生が、すべて自費で車中講演をしていただいております。アイスバーンの危険な道をお一人で運転し、沿岸に来ていただいております。最終は3月16日釜石市号で終了となります。皆様の応援に感謝申し上げます。
写真は、齋藤徳美先生の車内講和のシーンです。
ご案内です。
三陸鉄道を応援していただいている著名な方々の中に、「北門 笙」さんという作詞家がおります。三鉄応援の歌を創りCD化されたり、寄付金を送っていただいたりと、大変な応援をいただいております。
この「北門 笙」さんが、添付のパンフレットにあります「東日本大震災12年慰霊オペラコンサート」を盛岡市と宮古市の2会場で開催いたします。会員の皆様、応援の皆様、ぜひコンサートをご覧くださいませ。
盛岡 4月14日(金) 盛岡市民文化ホール
宮古 4月16日(日) 宮古市民文化会館
謹賀新年応援する会
会長の三鉄日記 2022-10-12
10月12日、ちょうど3年前、豪雨が襲い、三鉄の約7割が被害を受けた2019年台風19号災害でした。JR東日本から移管されたJR山田線の陸前船越駅付近の山田町海と鯨の科学館前の線路は、土台がすべて流失し、鉄路だけが宙に浮く悲惨な状態となりました。
東日本大震災以来、幾度も大きな災害に遭遇しながらも、その都度必死に立ち上がってきた三陸鉄道のスピリッツにいつも感動しています。
長引くコロナ感染も、ようやく落ち着くのかな、と思いつつも今年の冬を越さないと安心はできません。観光客の激減は、三鉄経営に大きな打撃となっていますが、ようやく全国旅行支援の開始、岩手県にも効果が出てくることを願っています。
当会は、「サントリー東北サンさんプロジェクト」の助成を受けて、第2回目の三鉄活用キャンペーンに取り組んでいます。東日本大震災から節目の10年を過ぎたとはいえ、油断せず、しかも過疎化が進む三陸一帯の活性化促進のために、大いに三鉄を活用しましょう、と呼び掛ける運動です。サントリー基金から助成をいただいていますが、資金的にはまだ不足しています。来年の1月から3月にかけて、当会が三鉄車両を10本貸し切り、沿線市町村ごとの「三鉄交流会列車」を走らせる計画です。つきましては、別紙のチラシにありますように、交流会列車の支援をお願いしております。ご寄付頂きましたら、年末発行予定の「三陸・三鉄次の10年NO2」の読本に、寄付者のお名前を掲載いたします。読本は「非売品」で限定数発行で、交流会列車に参加した住民の方に無償配布するものです。どうぞ趣旨ご理解の上、応援よろしくお願いいたします。