社内の人気者 山蔭 康明 50歳 ほんとです。 血液型 A型 趣味 貯金

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社内では「山ちゃん」とか「やま」とか呼ばれ親しまれている。気持ちよく仕事をするナイスガイだ。入社後の仕事の経歴は「あらゆる部門を経験」だ。駅管理、車掌、総務、物販、損保、添乗、ガイド。勤務地も久慈、宮古、釜石、盛と異動し、住まいはマイホームを建てた遠野市。4つの市に税金を納めてきた。現在は南リアス線運行部指令となって南リアス線運行部長の吉田を補佐している。

東日本大震災は、運行部指令となってから。「お先真っ暗」の心境に陥ったが、持ち前のガッツと明るさですぐに立ち直り、復旧へ向けて全身全霊を傾けてきた。

独身である。見た目でよく「もうすぐ定年?」と言われるが、間違いなく50歳である。独身のため、というのではなく休日は時間が余る。2011年の震災の年には、この余った時間を活用し、ボランティアセンターへ40回以上通い、がれき撤去作業などに従事した。その時に全国から応援に来た人たちと仲間になり、またその応援に地元の人間として感謝の涙を流した。ロマンスは生まれなかった。

勤務地の盛まで、自宅(独身だが家を建てた)の遠野市から1時間、毎日通っている。そのためか、遠野市の観光戦略も担う。山ちゃんを頼り、遠野市が「どべっこ(どぶろくの意味)列車」を運行してくれた。三鉄と遠野市のつながりを作った。

生まれは遠野市宮守、山と川だけの村だった。特技は手づかみの魚とり。海を知ってからは磯釣りも楽しむ。幼少のころから「真面目」で口数は少なかった。「男は黙って仕事をする」が信条。ただそれではアピール力が弱いと最近気づき、女性と話せるよう訓練を始めた。高校時代は合唱部で東北大会まで行った。見た目よりずっと若く、実は面白い。

こんな山ちゃんの嫁さん、全国から募集中。きっと幸せにする力を持っている。間違いない。