恒例の「アサヒビールスーパードライ号」が7月、南リアス線・北リアス線でそれぞれ4本、計8本の運行を行いました。すでに3年目で大人気のため、募集発表と同時に満員となる企画です。申し込みが遅れた人からの苦情処理も三鉄職員が行います。「すみません、すみません、次回は早めに」と謝ります。
この企画は抜け駆けなしの申し込み順です。とにかく早く申し込まないとすぐに埋まってしまいます。参加費は1000円。乗車券と生ビールの飲み放題と、おいしい弁当が付きます。その上、車内でゲームなどがあり、アサヒビールや三鉄グッズが当たります。しかも参加者全員にお土産付き。南リアス線、北リアス線ともに、クウェート国から寄贈された新型お座敷列車の旅です。乗り心地は最高で、揺れも少なく、トンネルの中の騒音も気になりません。
三鉄望月社長が声を張り上げて「スーパードライ」と乾杯の音頭です。アサヒビールの梅垣支社長さんは、スタッフと一緒にあちこち回りビールを運び大奮闘です。参加費の1000円は、すべて三鉄に寄贈されました。本当に楽しくて参加者も大喜びの恒例企画となりました。梅垣支社長が「なによりも被災地の皆さんに喜んでもらいたい。今宵一晩は大いに笑い、楽しく過ごしてください。三鉄が大好きでーす」とごあいさつ。この日は、宮古駅から田野畑駅を往復。満月の空の下を快適に走りましたが、当然外は真っ暗。ほとんど景色よりビール。この旅情感がいいんですね。
弁当は、普代村くろさき荘の「明るい漁村弁当」です。「駅─1グルメ」でも紹介された大人気弁当です。普代の海で取れた魚介類がびっしりと詰まった豪華さ。まさに地産地消の三陸代表選手です。黒ソイの刺し身で包んだ「手まり寿司」これには参加者一同、とびっきりの新鮮な味に感動でした。「まだ刺し身が活(い)きている」と山田病院院長ご夫人。生ビール7杯を飲み干しました。アサヒビールさんの地域貢献、大拍手です。来年が楽しみです。
2014.8.1 盛岡タイムス掲載