「会長の三鉄日記」カテゴリーアーカイブ

会長の三鉄日記 2021-5-13

 

《 三鉄 エキイチグルメ旅 のご案内 》

三陸鉄道の本社は、今日も早朝出勤時から自分のデスクを感染消毒することから勤務が始まっています。当たり前のように、自分から除菌布で丁寧に隅々までふき取りしています。コロナ禍で、業績低迷は全国の交通事業者と同様に苦しく厳しい状態が続います。しかし、三鉄の「地域貢献」のポリシーはゆらぐことはありません。三陸鉄道が、震災時から発行している「駅-1グルメ」の「三鉄グルメ旅」が好調です。登録しているお店を対象に、岩手県の応援補助。地域クーポンなどがついて乗車できる、かなりお得な旅プランです。例えば宮古駅から釜石駅まで三鉄に乗車して、釜石駅前の和食店で2000円の昼食を食べてまた三鉄で戻るコースは、2300円の支払いとなります。そこに地域クーポンが2000円つくので、実質300円で運賃、昼食となります。かなりお得です。じわじわと人気が広がってきています。5月中の企画ですから、この機会に日帰りも可能いですのでチャレンジしてみてください。詳しくは三鉄のホームページ https://www.sanrikutetsudou.com/

 

三陸鉄道を勝手に応援する会

会長 草野  悟

謹賀新年 2021


謹賀新年 2021
あけましておめでとうございます。コロナ明け、本当の明けを目指して頑張りましょう

会員の皆様、三鉄応援者の皆様、あけましておめでとうございます。自粛正月、大寒波、コロナ感染者増大と、次々と負のニュースが続いています。三陸鉄道は、年末年始、悪戦苦闘でした。とは言っても、年末年始に限らず、昨年の10月台風19号以来、ようやく再開通したとたんにコロナ。ほぼ一年、収入大幅減少の経営渦中にあります。三鉄社員は、もがきながらも必死に再生にトライし、決してあきらめることはありません。三陸鉄道が消滅すれば、三陸沿岸の産業はまちがいなく衰退します。三陸と三鉄は表裏一体、一心同体の関係なのです。
皆様も想像を絶するご苦労の連続と思います。われわれ応援する側の会員様たちの中には飲食店もあります。まさに死活の狭間で戦っています。2021年は、オリパラ東京も予定されています。少しでも前向きな話題を追いかけ、そして我々が応援する三陸鉄道の復活を応援していきましょう。皆様にとりましても苦境のさなかであることを重々承知の上のメッセージです。皆様にとりましてもご多幸でありますことを願っております。
まもなく、東日本大震災から10年の節目を迎えます。10年の歩みを無駄にすることなく「次の10年」に向けて動き出すことが重要です。次の10年の防災は?次の10年の活力は? 人口減少にどう立ち向かうか?課題は山ほどあります。皆様と一緒に、「次の10年」をテーマとし、三陸鉄道を勝手に応援してまいります。

会長の三鉄日記 2020年2月

台風19号被害から復活中。有名になった陸中船越駅付近の路盤流出現場を確認してきました。(写真)軟弱な路盤を補強し、ある程度の雨量にも耐えられる工事のようです。3月20日に、陸中山田駅から釜石駅まで開通することで、ようやく163キロの全線が元に戻ります。10月から半年、長い不通でした。沿線の住民や飲食店、ホテルなどもキャンセルが相次ぎ大きなダメージとなっています。三鉄の存在の大きさが改めて示されています。とはいえ、収入が大きく落ち込んでいる三鉄は、復旧費用を国や県、市町村が負担してくれるにせよ、厳しい経営環境のままです。日々の現金収入が命綱の三鉄ですので、開通は住民、三鉄、双方にとって悲願なのです。ぜひ皆様、当会が推奨する「クロジカせんべい」を買って応援しましょう。

会長の三鉄日記


会員の皆様
寒中お見舞い申し上げます。とはいえ、暖冬ですね。国道106号線、盛岡から宮古へ向かう道は、例年なら区界峠は零下10度が当たり前で、事故も毎日のように起こっていましたが、今年は道路に積雪もアイスバーンもなく、驚くほど快適です。当然雪不足、温暖な冬で迷惑をこうむっている人、モノはたくさんあります。まず、春の山菜が不足する、海に栄養が行かなくなり、魚介類がやせてくる、スキー場は当然としても、日本酒の仕込みにも影響が・・などなど枚挙にきりがありません。そんな中、われらが応援する三陸鉄道は、1月16日にようやく津軽石駅と陸中山田駅までが部分復旧しました。これで、田老から陸中山田までがつながりました。写真は津軽石駅から試験走行するモーターカーです。このあと2月1日に、田野畑駅と普代駅間がつながります。そしてようやく3月20日に、一貫鉄道163キロが元通りになり全線復活です。昨年の全線開通の3月23日からちょうど一年、奇遇です。3月20日には、再再開通式典が釜石市で行われます。出発式は陸中山田駅で釜石駅に向かいます。山あり谷あり、どん底も経験している三鉄ですが、社員の奮闘は見事です。まさにワンチーム。温暖化により、数十年に一度の異常気象などは、毎年起こっても不思議ではない、と言われていますが、もうお許しくださいと願っているのは三鉄ばかりではありません。何度でも立ち上がる三鉄ですが、なんとか平穏な都市となることを願うばかりです。皆様、ぜひ三陸鉄道に乗車し、震災から9年、変わりゆく三陸の姿を見に来てください。本年も三陸鉄のご支援をよろしくお願いいたします。


山田駅 1月16日の開通式

三陸鉄道を勝手に応援する会プロデュース

三鉄黒字化プロジェクト「駅を有名にするプロジェクト」津軽石駅にモニュメント寄贈
8月31日、三陸鉄道新路線、旧山田線の「津軽石駅」に巨大な『鮭のモニュメント』を寄贈し、セレモニーを行いました。製作は当会会員の植野義水さん。ケヤキの大木で、2011年3月11日の大津波で久慈の浜に打ち上げられたものです。海から来た巨木、植野さんはとっさに海に帰りまた川に戻る南部鮭を想像し、3年の月日をかけて製作しました。無垢の巨木は総重量1.1トン。三鉄の施設作業員の方々10名が取り付けてくれました。31日には、津軽石鮭繁殖保護組合や地域の住民多数が参加し、盛大に設置式をおこないました。津軽石駅は、近くに津軽石川があり、昭和時代には鮭遡上の河川で全国一の漁獲量を誇り、地域住民は「鮭のまち」として長らく鮭を大事にしてきたところです。寄贈に当たっては、会員有志、岩手県庁有志、三鉄有志などからの寄付で運搬や設置を行いました。ご協力に感謝申し上げます。募金者銘板は、この鮭のモニュメント横に設置してありますので、寄付された方はぜひご確認に津軽石を訪ねてください。無人駅ですが、地域住民の方たちが、鮭のぬいぐるみを多数取り付け、また巨大な鮭のはく製などを展示しています。三鉄の列車からも見えますので、車内からも見学できます。