「三鉄ぽっぽ屋」カテゴリーアーカイブ

三鉄ぽっぽ屋「裏方一筋、すぶい助演男優賞シリーズ」中田 浩行  56歳

2015032001

緻密である。すぶい(渋い)。男の中の男である。櫛桁と常に行動を共にする。パワーの櫛桁、頭脳の中田、とよく言われるが、実は櫛桁も頭脳は抜群だ。石より固い。

自他ともに認めるアウトドア派だ。釣りに明け暮れヒグマと暮らしヤマドリを食べてしのぎ、どんなところでも生き抜く。高校時代に野球で培った体力は、老齢年金目前でも衰えはない。凄いやつなのだ。

父が国鉄マンで、厳しい仕事を目の当たりにし育ったため、鉄道マンにだけはなりたくないと思っていたが、三鉄マンになってしまった。DNAがしっかりと受け継がれていた。

 趣味は釣り。主にルアーやフライフィッシングと言う高度な釣りをしてきた。錘と餌をつけて落とすだけの小田とは少し異なる。

釣竿つくりはプロと言われている。中田竿は一説では1本数十万円と伝説的な評価がされているらしい。ただ買った人は聞いたことがない。

 中田は自分のことをこう評価する。「長所は熱中することです。短所は熱中しすぎることです」と。凝り性である。負けるのも嫌いだ。釣りはよく負ける。

施設は体力がものを言う。若い人たちとつい競ってしまう。翌日節々がきしみ音を上げても「平気な顔」をして一日を通す。結構つらい。若い人たちに頑張ってもらえるよう、培ってきた知識や技術を教えていくことに生きがいを感じている。

 

三鉄ぽっぽ屋 3回目の登場 金野本部長

20150225

三鉄社員紹介のこのコーナーは多くの方々から反響があります。そんな中、超がつく三鉄マニアの神奈川在住のファンからお叱りがありました。三鉄のメディア登場NO2(1位じゃ望月社長)の金野本部長の写真についてです。「使いまわしはNG。常に新鮮な写真を使え」というお小言です。で、仕方なく3回目の登場となりました。上記の写真は、「あまちゃん」ロケで、部下の希望を断ち切り、自ら撮影本番の運転士を務めた証拠写真です。よくみると「ややにやけた顔」が見て取れます。放映では背中しか映っていませんので、実際はロケ中、終始ニヤケテいたのがよくわかります。ということでY・Hさん、よろしいでしょうか。

三鉄ぽっぽ屋「メディア出演NO1」 北海道の神童(親戚談) 金野 淳一

2015020302

もっとも有名なエピソードは、NHK朝の連続テレビ小説「あまちゃん」の撮影車両の運転士である。役員を除くプロパー社員のトップであり、運行本部長の要職に在り、本来なら部下に運転士を任せるところ、率先して撮影に協力したのである。が・・社員からは「おいしいところは全部本部長が持っていく」と不満が漏れる。「あまちゃん」に金野あり、と言われるほど、出演俳優との交流も深く、裏話エピソードも多い。講演依頼が来ると、そのネタで結構受ける。そうした裏話ネタを含む三鉄の復活に関する講演依頼は、三鉄総務部長の村上まで(0193-62-8900)

とにかく、テレビ、ラジオ、雑誌と引っ張りだこだ。三鉄の中で(社長を除く)もっとも有名な一人である。有名と人気は異なり、人気なら私のほうがありますと橋上は自信をのぞかせる。南リアス線の吉田部長も、「人気なら、たぶん私のほうが上」と譲らない。FACEBOOK上でも、上記の3人は常に登場している。神奈川の熱烈三鉄ファンのHYさん「きゃー金野さ~ん」と黄色い声を上げている。ただ、いろいろな社員に「きゃー」と言っているので、人気のバロメーターにはならない。

少し金野の個人情報を書くと、札幌生まれ、撮り鉄、スキー1級だった、航空機マニア、車レースマニアJAF・B級ライセンス。「蒸気機関車を撮って北海道新聞社賞を受賞したことがある」と自分で言っている。なぜ北海道の秀才が岩手に生涯をかけた安住の地を選んだのか謎が多い。たぶん秀才でなかったのかも知れない。(岩手の名誉のために書くと、岩手には天才、秀才、奇人変人はとにかく多い)

 幹部会議では、決して妥協しない。柔らかな物腰だが、言うべきところはしっかりと言う性格である。鉄道のプロだ。三鉄の車両のデザイナーでもある。本当は凄い人なのである。(顔からは想像できないが) 「あまちゃん」で登場したお座敷列車のデザインは、息子のお絵かきがベース。それをぱくった。とにかく、運転再開や記念列車など、目立つところでは運転士をしているので、ファンの皆さんは、そのあたりを狙うと会える確率が高い。そこまでしなくても会えるが。

三鉄ぽっぽ屋「熱すぎる男たちシリーズ」久慈のナイスガイ 夕向 幸成 45歳

20150213

左側ではない。右側の笑顔でポーズをとっているのが夕向(ゆうむかい)である。爽やか系NO1の美男子のため、若干同僚のひがみを買う。左側で腕を組んで監督ポーズをとっているのは二橋であり、監督とはまったく無縁なので省く。ただ立っているだけだ。二橋もひがんだ顔をしている。

細かいことは全く気にしない。格好良ければすべては明るくなれる。ずいぶん前に久慈駅でお釣りを間違えて1万円損したが、将来に役に立つ勉強代だと前向きに解釈する。「ずぶんの長所は、大雑把で明るいところっす。短所は、細かいことは気にしないことです。O型ですから」とこの笑顔だ。本部長の金野は「細かいこと気にしないじゃなくて、冷静に一つ一つ物事を判断しなさい。」と指導するが、「そうっすね」と明るく応える。「震災で沈んだ心をずぶんの元気で盛り上げていくんだ」とLED顔負けの明るさなのだ。多少の失敗や、早とちりや、細かな間違いなど、「気にしていたら元気が消える」と前向きだ。全国的話題を発信している「三鉄キットドリームス」のコーチと選手を兼任している。中学時代は野球部のキャプテンだった。全国大会を目指して頑張った。行けなくても「頑張った」ことが素晴らしいのだと明るく振り返る。

仕事は運転士だったが今は「指令」だ。冷静沈着な行動、判断が不可欠なセクションだ。「安全、安心な運行をしなければならない。自分に合った、男として最高の仕事場」と誇りをもつ。「三鉄の中堅社員として、何よりも社内の雰囲気を盛り上げることが大事で、一致団結して三鉄の将来を強固にしなければならない」とたまにはまともなことを話す。

 

三鉄ぽっぽ屋「花形運転士シリーズ」 人生最大の仕打ちを受けた不遇の指令 指令主任 千葉 敬 46歳

20150205

これ以上の仕打ちはなかった。今でも夜中に目が覚める。夢も見る。あの日、一昨年の「能年玲奈」ちゃんが、NHKの番組「突撃あっとほーむ」でサプライズ出演。大船渡盛駅にやってきた時だ。南リアス線運行部吉田部長が言った。「おまえは指令だから留守番な」・・・碁石海岸から真っ逆さまに落とされた焦燥感が襲った。みんなが玲奈ちゃんと踊っているとき、指令室で泣いていた。誰よりも玲奈ちゃん命と頑張ってきた。「ひどい」と呟いた。イベントが終わり、「玲奈ちゃん最高!」「お、おれ握手した!」と大はしゃぎする仲間の嬌声を聞いて泣いた。男らしく生きようと決心した。そうした気持ちは一切出さず業務に励んだ。以前より毅然として働いた。

 吉田が後ろめたさを感じていた。その後、AKB48「恋チュン」Yutube動画の出演オファーが三鉄にあった。吉田はすかさず千葉を出演させた。次の依頼も来た。どちらもAKB48だ。吉田は優先的に千葉を出演させた。「まゆゆ」と車内でのツーショットも実現させた。ようやく千葉の機嫌が直り、吉田は安堵した。今では千葉家の家宝として、「まゆゆ」とのツーショット写真が家に飾られている。家宝らしい。切り替えも案外簡単な運転士なのだ。

 業務は指令中心だが、運転は好きだ。小さい時から「パイロット」になるのが夢だった。運転士になった。「空か地上かの違いだけで、どっちも運転士。夢がかないました」と言う。おおらかな性格だ。ONとOFFがはっきりしている。仕事中は一切笑わず、仕事に集中する。仕事が終わり仲間との飲み会になると、別人に変身する。テンションが上がり過ぎて止まらなくなる。が、翌日はまた仕事の顔に戻っている。

 生まれは盛岡の山奥。現在は大船渡暮らし。勉強嫌いで優柔不断と自己分析しているが、実際は真面目で頑張り屋だ。

 千葉の自慢は、「仕事(三鉄)も嫁も替えずに今まで頑張ってきたことです」と言う。さらなるプロフェッショナルを目指し、今日もてきぱきと仕事をこなす。