「三鉄40th記念絵本 ただいま制作中」寄付金の御礼


2023年もまもなく区切りとなります。岩手県出身の大リーガー「大谷翔平」選手のドジャース移籍が世界的話題となって今年もあとわずかです。
三陸鉄道は、社員が一丸となって、来年2024年4月、日本初の第三セクター方式鉄道が開業して40年を迎えるため、様々な記念企画を準備しています。すべて手作り企画ですが、沿線住民、全国の三鉄ファン、三陸を訪れる観光客の方々に向けて「喜んでいただくために」を合言葉に頑張っています。

当会が応援する企画「大人になってもずっと三陸・ずっと三鉄 三鉄41駅を巡る旅」の絵本を制作中です。この絵本は、Bトレインショーティーというミニチュアトレインが三鉄各駅を巡るという設定の絵本で、沿線の未就学児童施設、すべてに寄贈するものです。目的は、小さい時から郷土愛を育んでもらい、できればずっと三陸にいてほしいと願う人口減少対策の一つです。当会は、ボランティアでこの絵本企画を進めており、資金は皆様の応援とサントリー未来チャレンジプログラムからの助成金でまとめています。応援者はすでに170名を超えています。岩手県庁にもかなりの応援者がおります。
来年4月 開業40周年に「非売品」として2000冊発行します。デザイナー、カメラマン、イラストレーター、作家などすべてボランティア参加で行っています。

いろいろあった年ですが、みなさまどうぞよいお年をお迎えくださいませ。

会長の三鉄日記 「三鉄・市町村 交流会列車」


3月16日 釜石市との交流会列車を最後に、1月17日 大船渡市から始まった当会の提唱企画が終了しました。三鉄の歴史の中でも、沿線市町村職員を中心とした勉強会列車を10本も運行したことは初めてです。首長や幹部も参加し「三鉄をいかに活用し、自分たちの地域を活性化させるか」を学びました。
当会の「三鉄黒字化プロジェクト」座長の岩手大学名誉教授 齋藤徳美先生と、同じく黒字化プロジェクトのメンバーで商品開発プロデューサーの五日市知香さんが10回すべて参加し、三鉄との取り組みについて話をしました。
実施した市町村は、大船渡市・釜石市・大槌町・山田町・宮古市・岩泉町・田野畑村・普代村・野田村・久慈市の10市町村です。
当会の活動は、サントリー東北サンさんプロジェクトの助成と会員と応援者の寄付により実施いたしました。三陸鉄道の活性化は、即刻三陸地域に影響を及ぼす重要な題材です。三鉄を活かしていけば、必ず三陸の地域活性化に直結してきます。当会は、今後も東日本大震災からの立ち上がりを応援してまいります。皆様のご協力に心より感謝申し上げます。

三鉄・交流会列車 普代村号

2023-2-13
皆様のご協力により発行しました「三陸・次の10年へ」の読本を教科書として、三陸鉄道の沿線市町村の方々に、三鉄をより深く理解していただき、今後の三鉄活用につなげる目的で市町村交流会列車を運行しています。
現在まで、「宮古市」「田野畑村」「普代村」「岩泉町」「大槌町」を実施しました。車内では、当会の三鉄黒字化プロジェクト座長の「齋藤徳美岩手大学名誉教授」が車内講演し、その後三鉄の石川社長、幹部社員の紹介と仕事内容の話となるプログラムです。運営は、サントリー東北サンさんプロジェクトの助成と会費を充てて実施しています。参加した職員の方々から「三鉄を知っているようで知らないことが多く、大変勉強になった」という声が多数寄せられています。齋藤先生には、まったくのボランティアで参加していただいており、盛岡のご自宅から三陸まで毎週通っていただいています。
三陸は、特に人口減少が全国平均よりかなり上回っており危機的環境にありますが、それを交流人口の増加を三鉄が担っていければ、よりよい仕組みが出来上がります。苦境の中のチャレンジですが、会員、応援の方々のご協力をお願いいたします。