「会長の三鉄日記」カテゴリーアーカイブ

三鉄マドンナシリーズ 「花の本社広報ウーマン」 太田 智子(さとこ) 20歳以上30歳前後

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人気の三鉄は連日報道各社からの取材申し込みが舞い込む。その窓口業務という大事なポジションを担当しているのが太田智子だ。愛くるしい笑顔を振りまき、それでいて控えめな日本型女性の雰囲気を醸し出している。おっとりしていて、その割には「動じない」性格も有している。だからあまり悩まない。落ち込んだ顔を見ることはない。本人は「落ち込んだことはあります」と言う。でも「一晩寝ると治ります」と、なんと言うか、十分三鉄変人クラブに入れる性格の持ち主だ。明るいマドンナなのだ。

テレビ局や新聞社、雑誌社の担当に的確な情報を提供し、取材依頼の社員の人選もなかなかなものだ。広報は三鉄の大事な仕事だ。三鉄のイメージは「そのまま」が基本コンセプトで、演出や修飾はない。それだけに意外と難しい。「勤勉で、真面目で、どこかユニークで」が三鉄マンのカラーだ。その代表選手は、望月社長だ。「とっても有名なのに全然威張ったところが全くなく、おちゃめでいつも可愛らしい」と社長を分析している。

太田は独身だ。理想の男性は「春風のようにふわっとして温かい人。爽やかに通り抜けて行きながら周りが和やかになってくるような人」と結構欲張りな理想像を持つが、実は三鉄そのものが「そんな感じ」だから、案外近くにそういう人がいるのかも知れない。総務部長が、「あ、それ俺のことです」というが、まったく場違い、間違い、勘違い、人違いだ。

三鉄の広報担当と言えば、「あまちゃん」を熟知していないと務まらない。すべてが「あまちゃん」に通じる。ある朝の朝礼で「わたしカミングアウトします」と告白タイムとなった。「実は・・あまちゃん・・見たことありません」。社員全員が「じぇじぇじぇじぇじぇ」。社長が気絶したほどだ。それで、絶対に何かを覚えなければと毎晩歌の練習をしてマスターしたのが「潮騒のメモリー」だ。

「歌詞を見なくても歌えます」と得意げに言ったが、社員にとっては常識だ。そのあたりが「三鉄の妹」と言われる所以かもしれない。「あまちゃん」を知らなくても社員みんながカバーしあうので、「とっても良い職場です。三鉄に入社できてとっても幸せです」と笑顔を見せる。

「変な人が多くて面白い」と。変な人たちに囲まれて、十分変な人の太田は今日も元気に働いている。

 

三鉄マドンナシリーズ 「さんてつシスターズの姉」 大橋 智美 (オオハシ トモミ) 推定30歳から40歳あたり

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2015031202※これは宮古湾に飛来した オオワシ

三陸鉄道宮古駅。ここは三鉄本社がある。前回紹介した田村由菜は妹。姉の大橋智美は2階の本社で主に旅行関係の取り扱い、サービスを行っている。姉妹ともどもスタイル抜群、明るく朗らかな性格で、女子社員も大橋を「アネーゴ=姉御」と呼んで慕っている。

仕事は忙しい。「あまちゃんブーム」「三鉄ブーム」で団体のお客様がどどどーと押し寄せ、その対応に明け暮れたのは昨年だ。個人旅行客の方々も直接電話をしてくる。一人一人丁寧に応対し、できる限りのトラブルを回避する。特に高齢のお客様の勘違いが多い。「あのね・・9月4日二人で行くから予約してくださいな」「はい、9月4日ですね」と9月4日を繰り返して念を押す。それでも、やってくるのが9月3日。「確実に予約したのになんだ」と怒り出す。記録を見せながらご説明に四苦八苦。ようやく自分の間違いを確信したお客様。今度は満席の予約列車に乗せてくれと懇願する。こうした間違い予約をそつなくこなし、逆にファンにしてしまうハート型サービス担当なのだ。

企画列車などのアテンダントもこなす。お客様へのサービスを徹底するので当然人気だ。何度も訪れるコアなお客様「今日、智美ちゃんは出勤してる?」など親しみを込めて聞いてきたりする。人気なのだ。

大橋智美はママさんである。まだ小さな可愛い娘がいるので、おちゃめで徹底的に明るいおばあちゃん(母親)に勤務中は子守を頼んでいる。家族みんなで三鉄を支えてくれているのだ。

震災後も会社の復旧、地域の被災したお客様への心を込めた対応に奔放した。お客様ばかりではない。大橋に甘える社員のケアも仕事だ。時々行う社内親睦会で、酔った望月社長を自宅まで送り届けたり、上司のMAX冨手の精神コントロールや総務部長のムラカミの言語修正・介護など多彩だ。

三鉄はとにかく明るい。前向きだ。笑い声も絶え間ない。その中心にいるのが2児の母、大橋智美アネーゴだ。

 

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三鉄マドンナシリーズ 「キュートな英語堪能アテンダント」須貝 幸絵 Ⅹ歳

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隣にいる大柄すぎる社員(菅野)と比較してしまうと小柄に見えるが、キュートで可愛らしい北リアス線所属のアテンダントだ。高校生の時にボランティア部の部長として海外研修に行き、英語をマスターした。時々外国人の旅行客が乗車した時など、あたふたする男性諸先輩を横目に、しっかりと案内を担当。「またあなたに会いにきます=当然英語で」と言われたときは、とても嬉しかったと思い出す。

勉強家で努力家だ。久慈駅のことはなんでも知っている。知らないことは「定期券の払い戻し」の計算だけだ。尊敬するのは金野本部長と橋上部長。なんでも知っている知識の宝庫と思っている。「お二人は大学教授並み」と評価するが、まあそう思っているうちが楽しい。「橋上さんは、なにを聞いても必ず答えが返ってくる」と信頼度抜群だ。

性格は「わがまま」と自己分析するが、「協調性は高い」と金野は評価する。金野の場合、キュートに弱いので、めじり下げ気味評価になる。そのため女性社員に人気の高い本部長となるのだが、社員たちは「すごく気を遣う優しい女性」と見ているので正しい評価と言える。

可愛い失敗もある。お座敷列車に海女さんコスチュームで乗車したとき、スリッパだったのを発車5分前に気づき、あわてて履き替えたことがあった。汗びっしょりだったけど、無事勤務を終えて一息ついた経験もある。

何よりも大好きな三鉄の仕事。行事やイベントなど積極的に参加している。小さな体に大きな夢を抱いて、今日も須貝は元気に働いている。

三鉄マドンナシリーズ 訂正 田村 由菜 (ゆか→ゆきな)

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前回掲載しました名前の( )書きが間違っていました。(ゆきな)と言います。山形県の米沢市の冬の名物野菜に「雪菜・ゆきな」があります。雪の下で育てる真っ白な野菜です。それとは関係ありませんが、真っ白な肌と歯が素敵な笑顔の三鉄マドンナです。ちなみに実姉も三鉄勤務です。(そのうち登場します)

北リアス線宮古駅業務で、窓口で頑張っています。見かけましたら声をかけてください。

 

三鉄マドンナシリーズ 北のアテンダント 北村 志穂 20歳

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2015年2月。20歳となった。北リアス運行部所属のアテンダント北村志穂は「毎日が楽しい」と三鉄で働く喜びを体いっぱいで楽しんでいる。「上司にも恵まれ、会社の人たちはみんな優しくて親切。みんなめちゃくちゃいい人ばかり」とまだ幼い感覚から見る目が養われていない。あと1年もすれば粗が見えてくるはず。「こんな会社、なかなかない」と「生まれてきてよかった」と幸せを噛みしめる日々。とにかく会社にくることが「毎日がバラ色、ハッピー」なのだ。そのままの純粋な目の状態で、なんとか独身社員と結ばれてくれることを会社は心から願っているのだが。

 明るくおおらかで大雑把と自己分析。そこが可愛い・・と独身男性の群れ。よくある会社の光景だ。

しかし仕事は一生懸命だ。失敗もあるけどみんながカバーしてくれる。ある日のこたつ列車。発車3分前に「つり銭が・・わすれた・・」と茫然自失。真っ青になったいたら、先輩アテンダントの福士が通常歩いて5分かかる事務所までもうダッシュ。片道1分30秒。つり銭を北村に駅伝のたすきを渡すごとき手渡したとたんに発車。福士は高温サウナから出てきたような猛烈な汗まみれ。そのままホームにダウン。お陰で福士はスリムな体型になった。とにかくみんないい人なのである。社員全員から可愛がられてすくすく育っている。

 こたつ列車では「海女さんスタイル」なので、お客さんからよく写真を撮られる。モデルになったようで心地よい。「なんてったってアイドル♪」と小泉今日子が歌ってステージを歩く姿と金野はダブらせる。古い本部長なのだ。

 三鉄社員はシャイである。素直に表現できない。目もまともに見られない。そのため小田など古参社員はぶっきらぼうに北村志穂を「クマ」とあだ名してよぶ。古参の櫛桁は、目の中に入れても痛くないほど娘のようにかわいがっているが、まともに口がきけない無骨人間だ。ぶっきらぼうに「おい、クマ」と呼ぶ。「は~い」と返事をされると、もう「ふにゃふにゃ」になっている。ツキノワグマに似ているかららしい。きっと目がかわいすぎるところから名づけたのだと推測できる。北村クマは、今日も元気で列車の中を駆け回っている。