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会長の三鉄日記「三陸鉄道 熱烈応援者から新年松飾りの寄贈」

三鉄社員の皆さんが松飾りを持って記念写真を撮っています。この松飾りを送ってくれた方は、東京在住の方です。
実は、当会の会員さんではありません。東京にお住いの江口綾美さんという方です。震災後からずっと支援、応援を続けてくれています。また応援のために東京から何度も三鉄に足を運んでくれました。お仕事が生花店とのこと、この何とも言えない素晴らしいフラワーアレンジメント風の松飾りを制作し送ってくれました。写真は中村一郎社長、隣が村上総務部長、後は社員の面々です。早速駅待合室に鏡餅と一緒に置くことにしました。多くの乗客の皆様にお披露目します。そんなことで今回は、会員さんではありませんが、嬉しい応援シーンのご紹介です。

三陸鉄道は、本社総務系、事業部系の仕事納めが28日の本日です。とはいえ、正月の初詣号、初日の出号、こたつ列車、どべっこ列車などの企画の電話応対で大忙しです。多くのお客様に感謝と中村社長は今年最後の訓示をしました。来年はいよいよ最大の難関、最大のチャンスとなる2019年163キロの一貫鉄道化を目指す前年となり、様々な準備が秒読みとなります。日本一長いローカル鉄道会社となる一方、人口減少や経費の増大など課題、問題は山積みです。ひとつひとつ、しっかりと向き合い、解決しながら素晴らしい鉄道となってくれることを期待しています。当会もより積極的に応援していきたいと思います。皆様のご支援も大きな力です。本年も大変ありがとうございました。皆様にとりましても素晴らしい年となりますようお祈り申し上げます。

会長の三鉄日記  「 毎年恒例 佐羽根集落 秋祭りの三鉄応援金 」


三陸鉄道北リアス線 宮古から北上し4駅目に「佐羽根駅」があります。佐羽根地区は小さな集落で、高齢者が多く、現在は30名ほどが住んでいますが、独り暮らし世帯も数軒あるようです。
佐羽根駅から徒歩3分の線路沿いに「悠々亭」があります。ジビエ料理では沿岸一の人気店ですが、完全予約制で、予約がある時のみ宮古在住の中澤さん夫妻が店を開けます。その悠々亭の敷地で、毎年10月に秋祭りが行われ、カラオケ大会や集落の人たちの余興や地場野菜即売、鹿汁、熊汁の低額販売など行われます。その売上金の全てを毎年三鉄に応援金として寄贈してくれます。大変ありがたい三鉄の応援者です。写真中央は、三鉄の中村一郎社長。左が店主で猟友会会長の中澤さん、右隣が奥さんの百合子さんです。中澤さんご夫婦は当会の会員でもあります。
悠々亭は、中澤さんが仕留めた熊や鹿、釣り師でもある中澤さんが釣った鱒やヤマメ、百合子さんも取ってくる貴重な山菜、キノコなど4000円程度で熊汁食べ放題で料理は25種類以上と、まったく儲けなしの趣味的料理店なのです。三鉄を訪れた有名人の皆さんも、話を聞いて「行きたい」「次来るときに予約する」など大人気ですが、なかなか実行に移した方はあまりいません。会員の皆様、どうしても行きたいときは三鉄総務部の村上部長にお願いしてください。

会長の「三鉄日記」

あとひと月、酉年が終わり、新しい年、戌年になります。2017年、日本、世界、そして皆様の1年もいろいろあったかと思います。目立ったのは天災です。予測不能の突然の災害に、よそ事とは思えない危機感を抱いている方も多いと思います。三陸沿岸の危機は異常な海の状態です。海水温が高温のためか、秋刀魚、鮭、イカの主力魚種が不漁で、沿岸を支える水産加工業が痛手を負っています。なぜか、暖流系の魚介類が増えています。岩手の沿岸は、本来水ダコが大半でしたが、今、マダコがあちこちで揚がっています。伊勢エビが山田湾で獲れたなどのニュースも入ってきました。

三陸鉄道は、危機的経営状態にあります。観光客の減少は三陸鉄道に限らず、沿岸の観光事業者にとっても同様で、ホテル、旅館など売り上げの減少が続いています。大型復興工事の終了と共に、沿岸を支えていた工事関係者が引き上げていることも原因の一つです。三陸鉄道にとっては、「人口減少」が響いています。震災で減少した人口に加え、自然現象によって高齢者の人口も減ってきています。つまり利用者の減少が経営を圧迫しています。

そんな中でも、三陸鉄道の社員たちは「地域の鉄道であるべき」と毎日地域の人たちの利用を増やそうと奮闘しています。また三鉄の収益にはつながりませんが、「駅‐1グルメ」という沿岸の料理を紹介するパンフレットを製作しています。12月に発行される駅‐1グルメは12号になります。「地域を大切に」というポリシー溢れる活動です。

鉄道収入減を補うべき活動は様々な企画の発信にあります。中元、お歳暮のカタログもその一つです。地域の名産、名物を集めたお歳暮カタログを発行中です。どうか三陸鉄道の経営危機を皆様のお力で助けてください。当会も会員の皆様の協力によって微力ながらこうした三陸鉄道の企画を応援しています。お歳暮カタログは、当会事務局にもありますが、ご希望の方は三陸鉄道までお問い合わせください。皆様のご協力をお願い申し上げます。

  • 問い合わせ  三陸鉄道 本社 物産担当 菅野
  • 電話 0193-62-8900  e-mail kanno@sanrikutetsudou.com
  • 三陸鉄道を勝手に応援する会 事務局  高橋
  • 電話 019-613-3655  e-mai info@santetuouen.com

会長の「三鉄日記」

10月23日の台風21号通過では、三陸鉄道が北、南リアス線を全面運休としました、台風は太平洋沖合に抜けてどうにか対処できたようです。ただ沿岸各地は大雨による河川の氾濫警報が続き、多くの住民に避難指示が出ていました。相次ぐ災害ですが、皆様もくれぐれもご注意の上、無事新しい年を迎えられますよう願っております。

 そんな中の三鉄恒例の人気イベント「第9回秋のさんてつ祭り」が11月5日に開催されます。

北三陸のうまいもの集合や、もちまき大会のほか、恒例の軌道自転車乗車体験、鉄道用品販売(超レアなグッズも)、鉄道むすめ2018年カレンダー発売など盛りだくさんの内容です。ぜひ久慈駅 秋のさんてつ祭りへ。

 

会長の三鉄日記 vol 5

三陸鉄道の宮古駅と、右側に見える宮古市役所新築工事の建物に跨線橋が10月11日にかかりました。宮古駅前広場と市役所を結ぶ幹線通路となります。宮古市役所は、東日本大震災で2階まで津波が押し寄せ、大きな被害となりましたが、その後応急処置をしながら業務を続けていました。宮古市の復興計画の柱に「コンパクトシティ構想」があり、駅を中心とした街づくりに向けた動きとなっています。新市役所は2018年、来年7月完成を目標に、連日巨大なクレーン2機が活躍しています。宮古駅前がにぎやかになってくると思います。その翌年2019年には、三陸鉄道は宮古駅と釜石駅間を走るJR山田線を移管され、163キロの三陸一貫鉄道として生まれ変わります。三陸鉄道の本社は現在のままで宮古駅が中心となります。盛岡から宮古までは、JR山田線が従来通りの運行となりますが、脱線事故の補修工事がまもなく終了し、この秋、11月に復活となります。様々な交通網が整備されてきており、沿岸の中心的都市として宮古の役割が期待されています。当会としては、2019年の一貫鉄道開通の時に何らかのイベントを行いたいと考えております。