一般社団法人 いわて復興塾 9月セミナーのご案内

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(社)いわて復興塾(達増岩手県知事塾長)は、大震災復興に携わる各界のエキスパートの横の連携を深め、専門分野以外の活動を知ることで、より俯瞰的に復興に取り掛かることを目指して設立されました。

1月から毎月セミナーを実施。全国の著名な講師陣を招き勉強会を行ってきました。第9回のセミナーは、当会活動に大変参考になるテーマです。「三陸沿岸の観光戦略」で、主要交通事業者代表が「我社の三陸沿岸の観光戦略」として講演し、参加の受講生とパネルディスカッションを行う興味ある内容です。

三陸沿岸は、震災から3年半。まだまだ街らしい景観が戻っていないところが多数あります。特に宮古市から南部エリアは、山田町はじめ大槌町(吉里吉里・鵜住)、釜石市・両石地区など、街並みは程遠い状況です。特に、JR山田線(宮古―釜石間)は、復旧のめどさえついていません。

そこで、三陸鉄道 望月社長、JR東日本盛岡支社 嶋支社長、岩手県北バス 松本社長の3者が講演します。上記の写真は、JR陸前山田駅前の被災直後の写真です。山田町は、この駅前を中心に再開発を進める計画ですが、肝心の鉄道の復旧は、今後のJRと三鉄の交渉にゆだねられています。二次交通の主力であるバスも重要な役割を担います。

現在の見通しでは、JRが三鉄に運行を移管するプランで、知事も後押ししています。実現すれば、大船渡盛駅から久慈駅まで一本でつながり、久慈駅から八戸までは、現行のJR八戸線でつながり、ほぼ三陸沿岸を縦貫します。

三陸の中心都市である宮古市には、山田、大槌方面から多数の高校生が通います。現在はバス通学と、とても苦労しながらの通学です。いち早く鉄道の復活を望む声が絶えません。ただ、管轄する山田町、大槌町は将来赤字路線として町の負担が増える懸念を持っており、沿線市町村の足並みはまだまだ遠いところにあります。

そこで、この交通事業者トップセミナーの意味があります。それぞれにどんな戦略を持って、被災地である三陸の観光、生活復活に取り組むのか、貴重な話が聞けます。さらに、参加の受講生と交通事業者3名の質疑応答を設けています。受講生から直接質問を受け、3社が答える内容です。コーディネーターは、当会の会長で、岩手県中核コーディネーターの草野 悟会長が務めます。開催概要は下記の通りですので、興味ある会員の皆様は、参加希望を事務局までご連絡くださいませ。

 

第9回セミナー

9月27日土曜日 会場 岩手大学キャンパス内 銀河ホール 定員あり

開始 13:30から

第一部      3者講演 各社30分

第二部      受講生とのパネルディスカッション 60分

第三部      塾長他講師陣との懇談会(簡単な食事、アルコールあり)

 

会費 2000円 (懇談会費用)

 

申し込みは 8月末まで 三陸鉄道を勝手に応援する会事務局まで