三陸鉄道 「一貫鉄道開通まで、あと4日」 貴重な「8両連結シーン」


いよいよ今週土曜日に新開通が迫りました。三鉄の社員さんたちはあわただしく開業準備に大忙しです。開業式典、出発式、祝賀会のほか、旧JR山田線内の各駅の祝賀イベント、運行部は最後の訓練、新ダイヤへの対応。施設部は新駅などの再チェックと誰もが持ち場の仕事に追われています。宮古駅前には「最後の北リアス線乗車」を目的とした鉄道ファンがあちこちに見えます。
3月15日には、最初で最後の新型車両8両連結が行われました。鉄道ファンにとっては垂涎の光景とのことです。その貴重な写真をアップします。3月23日には、1000セット限定の全駅入場券シートが売り出されます。早朝から並ぶ人も相当多いと聞きます。関係者が横取りしないためのルールも厳格に決め、三鉄社員には「公正ルール」の徹底などのお触れが回っています。
3月23日は春の高校野球甲子園大会が開催されますが、三陸沿岸に限っては、「三鉄一色」の日になりそうです。報道関係者も押し寄せています。記念列車には100名ほどの報道関係者が乗車する予定です。華々しい開業ですが、その後が大変な道となってきます。大幅な沿岸の人口減少、高齢化、観光産業の衰退、水産業の苦労、高速道路開通など取り巻く環境は厳しいものがあります。
当会は、「三鉄黒字化プロジェクト=座長・齋藤徳美岩手大学名誉教授」を前進させ、黒字化に向けた協力体制を強化していきます。一朝一夕にはいかない難題ですが、単なる評論家に終わることなく、実行力を伴う提言、企画の立案を続けていきます。皆様からの応援も期待しております。当面は「クロジカせんべい」をご購入いただき応援してもらえればありがたく存じます。

貴重な新型車両8両連結シーン