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会長の三鉄日記

皆様、秋も深まってまいりました。いかがお過ごしでしょうか。岩手の三陸沿岸は、広葉樹林が多いためか、隠れた紅葉の穴場が点在しています。見事な、燃えるような山々と海に突き出た木々のコントラストが美しく、見とれてしまいますが、残念なことに観客がほとんどいません。その分ゆっくり観られますが(笑)。

三陸鉄道は、2019年3月23日の新開通に向けて準備中です。本社(宮古)へ機能を集中移転させ、久慈と盛の車両基地を宮古駅に移します。そのため社員の多くが宮古へ異動となります。また延伸により社員数が増加します。一般募集のほか、JR東日本からの出向で対応していきます。

3月23日は、来賓関係のお披露目となり、一般乗車開始は3月24日からとなります。東日本大震災から8年経過で、岩手県の三陸沿岸がほぼ三鉄車両でつながることになります。当日は多くのメディアが取材報道され、全国ニュースになると思われます。その後、三陸では県を挙げてのイベントやラグビーワールドカップの開催など大いに盛り上がると期待しています。復興道路と位置づけされている三陸沿岸道路もほぼ完成する見込みで、仙台圏から至近距離となってきます。

大変よいことだらけですが、実は当会のメンバーの会合では、大きなお祭りの後の閉塞感が三鉄経営にマイナスになってくるのではと懸念が上がっています。確かに、三陸沿岸は大震災による被災、高齢化も伴う人口減少が顕著です。三鉄は重なる維持管理費に対して、人口減少による収益悪化が心配されています。そこで当会の有志が立ち上がり、「三鉄黒字化応援プロジェクト」を進めています。具体的で効果のあがる提言が出来ればと活動を続けて参ります。皆様もよいアイディアや具体的な提言があれば、どしどし事務局までお送りくださいませ。掲載の許可があればHPや提言集で発表していきます。

黒字化プロジェクトの提案の一つに、現在進めている「クロジカせんべい」があります。皆さんの応援で沢山食べていただき、黒字化のお手伝いをするものです。三陸には日本鹿がたくさん生息していますが、まだクロジカはおりません。ぜひ皆さんのお力で出現させましょう。発売が決まりましたらまたご案内いたします。