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岩手三陸・漁業者応援募金 報告

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岩手三陸・漁業者応援募金 報告
2012・7月10日
現在2.154.444円

毎日報道されている通り、大震災から1年半を経過し、住民と行政の復旧、復興計画の合意形成が行われています。双方の希望や予算、思惑、地形や住民意識などが複雑に絡まり、なかなかすっきりとまとまらないのが実情です。そのような中でも、基幹産業である「漁業」の復旧、復活は進んでいます。特に港湾の沈下による危険漁港のかさ上げ修復は、目に見えて改善されているようです。行政の皆さんの努力、住民の協力が実を結んでいます。大きな漁協には、全国からの支援、義援金、それに国、県等の補助で「大型漁船」も進水し始めています。岩手の漁獲量も戻りつつあります。それでも、水産物の大半を消費する「水産加工会社」の復活が遅れ、その影響で魚価が上がらず、収入面ではまだ苦労が多くあります。

当会の「漁業者応援募金」は、そうした恩恵を得られない「困窮漁業者」と「やる気のある青年漁業者」への応援を対象としています。皆様からの善意の募金も絶えることなくご送金いただいています。ただ当会の規模から「大型船」を購入して寄贈とはいかず、「役に立つ漁具、小型漁船」に限られてしまいます。

今年予定しておりますのは、1) 大船渡市吉浜 漁業者青年グループ へ、海からの被災地案内企画にライフジャケット、雨具等 2) 山田町 青年有志の山田夢プロジェクトに船外機(船舶は寄贈済み)を計画しています。約100万円を予算化します。実行されましたら、このホームページでご報告いたします。

引き続き、皆さまからの「応援」をよろしくお願いいたします。

今回ご支援頂きました 岩手日化サービス(株)、NPO米沢環境フォーラム(加藤米沢商工会議所副会頭)、米沢有志の会(鈴木幸一代表)、会員の皆様に感謝申し上げます。

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大変人気です。「宮古駅 落ちないにゃんこ神社」

被災地に連日多くの観光客が来ています。被災地の仮設食堂で食事をし、お土産を購入し、そして生の現場を見てさらなる応援をしていただいています。三陸鉄道にも沢山利用頂いています。宮古駅へ着きますと、皆さんが「にゅあんこ神社」で記念撮影をし、お賽銭をあげてくれます。片手でぶら下がっている猫駅員に「こんなに頑張っているんだから、励まされるね」と手を合わせてくれます。お賽銭は、次の駅員の制作費用になります。三陸鉄道は、少しずつ復活しています。来年の4月には、南リアス線 吉浜と大船渡・盛駅間が開通します。その一年後に全ての修復が終わり、全線開通します。当会は、各駅にほほえましい「動物駅長」を寄贈しています。まだ5駅ですが、全駅26か所が夢です。機会がありましたら会員の皆様、ぜひ動物駅員に声をかけてください。