恒例の三鉄貸し切り「里伊列車」

6月30日、盛岡劇場に参加者43名が集合し、貸し切りバスで一路宮古市へ。これは毎年三鉄ファンが集う盛岡市南大通の居酒家「里伊=SAI」が主催する【三鉄里伊列車】のスタート風景です。
13時に三鉄宮古駅前に到着。13:17分宮古駅を貸し切りのお座敷列車が出発しました。三陸鉄道 石川社長のウエルカム挨拶に続き、テレビでおなじみの地元のマドンナ「葛巻舞香」さんが司会を務め、一路鵜住居駅に向かいました。車中の食事は、「里伊特製」の豪華な20目弁当。当然すべて無礼講の宴会列車となりました。鵜住居駅前では、葛巻舞香さんが主宰する、地元釜石市のラグビーチーム「釜石シーウエーブス」の応援チアリーダーがお出迎え。折り返しの列車では、東京と仙台から毎年来てもらっているシンガーソングライター「KARU」ちゃんと「なおPOP・高橋亨明」君が見事な生演奏を披露し、老いも若きも大声で歌い、楽しみました。素晴らしい三陸鉄道の貸し切り列車は、釜石市出身で被災者でもある「里伊」の店主「伊勢ちから」さんが企画してくれています。盛岡にある里伊の店内は、すべて三鉄グッズで埋められており、まさに三鉄一色の店です。こうしたファンの集まりは、何よりも三鉄を応援してくれます。遠方からの参加もありました。静岡から来たご夫婦は「もう大感激」と満喫していました。

会長の三鉄日記 「落ちないにゃんこ神社」

2月末から3月はじめにかけて、三陸地方は記録的な豪雪となりました。記録が残っている気象記録の中で、最大の積雪で、三陸鉄道は2月27日から3月1日まで運行停止が続きました。ラッセル車が3台ありますが、全機稼働は初です。宮古50cm、久慈60cm

田野畑村は未確認ですが1mを超えたとの情報がありました。春のドカ雪、ベタ雪です。例年なら、3月末から4月初旬でしたが、温暖化なのでしょうか、季節感が狂っています。大混乱でしたが、首都圏のような大事故は発生していません。雪国の対処能力ですね。

 

岩手日報3月4日朝刊に、当会が寄贈した宮古駅の「にゃんこ神社」の合格祈願カードの配布が始まりました。毎年、にゃんこ神社の前で祈祷し、そのカードを受験生にお配りしています。神社と猫は当会会員「植野義水」さんの作品で、多くの会員、応援者の募金で神社を寄贈しました。木彫のため、相当古くなっていますが、東日本大震災の巨大地震を乗り切り、暴風、地震、落雷にも負けず、いまだに片手でぶら下がっている猫を守っています。三鉄宮古駅0番ホームにありますので、皆様機会がありましたら是非ご覧ください。

  • ただいま、三陸鉄道の開業40周年の記念絵本を制作中です。多くの方から応援募金をいただきました。感謝申し上げます。4月13日に配布を開始します。募金者の方々にもお送りいたします。

 

新聞は、岩手日報社の記事です。

「三鉄40th記念絵本 ただいま制作中」寄付金の御礼


2023年もまもなく区切りとなります。岩手県出身の大リーガー「大谷翔平」選手のドジャース移籍が世界的話題となって今年もあとわずかです。
三陸鉄道は、社員が一丸となって、来年2024年4月、日本初の第三セクター方式鉄道が開業して40年を迎えるため、様々な記念企画を準備しています。すべて手作り企画ですが、沿線住民、全国の三鉄ファン、三陸を訪れる観光客の方々に向けて「喜んでいただくために」を合言葉に頑張っています。

当会が応援する企画「大人になってもずっと三陸・ずっと三鉄 三鉄41駅を巡る旅」の絵本を制作中です。この絵本は、Bトレインショーティーというミニチュアトレインが三鉄各駅を巡るという設定の絵本で、沿線の未就学児童施設、すべてに寄贈するものです。目的は、小さい時から郷土愛を育んでもらい、できればずっと三陸にいてほしいと願う人口減少対策の一つです。当会は、ボランティアでこの絵本企画を進めており、資金は皆様の応援とサントリー未来チャレンジプログラムからの助成金でまとめています。応援者はすでに170名を超えています。岩手県庁にもかなりの応援者がおります。
来年4月 開業40周年に「非売品」として2000冊発行します。デザイナー、カメラマン、イラストレーター、作家などすべてボランティア参加で行っています。

いろいろあった年ですが、みなさまどうぞよいお年をお迎えくださいませ。