日別アーカイブ: 2015年3月20日

三鉄ぽっぽ屋「親方シリーズ 助演男優賞クラス登場」 櫛桁 孝男60歳

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当会会員や、このHPをチェックしている「三鉄&あまちゃんファン」にはなじみの薄い裏方の登場である。見よ、この力強さ。大きく振り上げたハンマーが快適な鉄道の旅を支えている。灼熱の太陽の下での重労働。厳寒の大雪の除雪や倒木の処理。列車の陸上搬出入など、力仕事は延々と続く。櫛桁(くしげた)は親方である。施設の裏方の大番頭でもある。作業の段取りや技術など、すべて体得し部下の指導も的確だ。寡黙だが面白い。「あまちゃん」ロケでは、列車の運行シーンを支え、表舞台は金野本部長が登場する。真冬のロケで「春のシーン」では、春らしく雪を線路からすべて取り除く酷で地味な仕事をやり遂げ、テレビに出るのは金野本部長だ。それでも愚痴は言わない。親方なのだ。

 趣味は下手だけど釣りだ。北運行部には、老練な釣り師が3人いる。小田、櫛桁、中田の大物3名だが、下手だ。中田は別格なので、次に詳しく紹介する。

一度3人で大釣りをした。自慢げに望月社長に報告した。「釣れ過ぎて腕が痛い」と。3人で行くときは釣れる。みんなで勝負をすると3人とも釣れない。大物たちなのである。櫛桁は、この顔の通り「短気」である。魚が食いつく前に上げてしまう。ゴルフも趣味らしい。「ゴルフは力だ」と思っている。ハンマー飛ばしが似合っているが。

夢は、三鉄キットドリームス 草野球チームの監督になることだ。今は、オーナーが望月社長。監督が山本宮古市長と豪華版だが、50連敗すると更迭になる。きっとチャンスが回ってくると期待している。

「あまちゃんファン」たちが、「くしちゃーん」と呼んで近寄ると真っ赤になる。試す価値ありだ。ただしサインはできない。

 今日も三鉄は快適に走る。櫛桁親分が厳しくチェックしている。

 

三鉄ぽっぽ屋「裏方一筋、すぶい助演男優賞シリーズ」中田 浩行  56歳

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緻密である。すぶい(渋い)。男の中の男である。櫛桁と常に行動を共にする。パワーの櫛桁、頭脳の中田、とよく言われるが、実は櫛桁も頭脳は抜群だ。石より固い。

自他ともに認めるアウトドア派だ。釣りに明け暮れヒグマと暮らしヤマドリを食べてしのぎ、どんなところでも生き抜く。高校時代に野球で培った体力は、老齢年金目前でも衰えはない。凄いやつなのだ。

父が国鉄マンで、厳しい仕事を目の当たりにし育ったため、鉄道マンにだけはなりたくないと思っていたが、三鉄マンになってしまった。DNAがしっかりと受け継がれていた。

 趣味は釣り。主にルアーやフライフィッシングと言う高度な釣りをしてきた。錘と餌をつけて落とすだけの小田とは少し異なる。

釣竿つくりはプロと言われている。中田竿は一説では1本数十万円と伝説的な評価がされているらしい。ただ買った人は聞いたことがない。

 中田は自分のことをこう評価する。「長所は熱中することです。短所は熱中しすぎることです」と。凝り性である。負けるのも嫌いだ。釣りはよく負ける。

施設は体力がものを言う。若い人たちとつい競ってしまう。翌日節々がきしみ音を上げても「平気な顔」をして一日を通す。結構つらい。若い人たちに頑張ってもらえるよう、培ってきた知識や技術を教えていくことに生きがいを感じている。