三鉄ぽっぽ屋 「まじめすぎ、耐えすぎ、優しすぎ」南リアス線の新星 運転士 志田 貴郁

20150807

平成10年入社の三鉄にしては極めて若い運転士である。1期生が多い中、次を期待されている大型新人(17年も経過しているが)である。高校野球の名門、陸前高田市の高田高校野球部一筋で過ごしたスポーツマンだ。意志が強く、前向きな性格で、東日本大震災でも、自身が大きな被害を受けたが仕事に没頭した姿は同僚の涙を誘った。芯は強く忍耐強いが、優しすぎる性格から自己主張はしない。寡黙にニコニコと笑顔を浮かべ、頼まれたことはなんでも引き受けるナイスガイである。押し切られて引き受けるケースも良くある。そんな志田を先輩も同僚も温かく見守る。運転士としては乗客からよくお礼を言われる。親切に丁寧に応対する姿が好感を呼ぶ。まさに三鉄のイメージそのものの運転士だ。

郷里の大船渡を離れ、北リアス線運転士として頑張ってきたが、この度の異動で故郷の南リアス線運転士となった。実家から通えるようになった。実家へのお土産は新妻だ。宮古勤務時代に職場結婚した。何気ない会話から結婚に結びついた。(押し切られたという噂もあるが、真相は不明だ)

これからは、新妻(と言っても2年経過)と両親と南リアス線と幸せな日々を過ごす。南リアス線最年少の花形運転士として、先輩運転士たちを脅かす存在になって欲しいと上司の吉田は願う。優しすぎる運転士志田。人懐っこい笑顔で人気となる日も近い。