三鉄ぽっぽ屋シリーズ 「笑顔の指令・謹厳実直」山崎 智巳 一期生

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実に真面目な男です」と自分で自信を持って言い切る山崎は、入社以来実直路線を歩み続けている。「失敗の経験は全くない」と言い切る。用意周到な準備と失敗想定シュミレーションを繰り返し、未然に「失敗」を防ぐ。失敗はないが、夢は良く見る。列車の脱線や衝突する夢だ。夢の経験は車内で一番多いのが自慢だ。もちろん現実には一度もない。常に笑顔である。部下を怒るときはない。笑顔で指導する。今年3月までは宮古駅長として大混雑の人気駅を仕切ってきた。宮古駅にある「落ちないにゃんこ神社」を守ることも山崎の使命だった。その後久慈の「指令」として異動となった。趣味は「ウオーキング」。歩くことが健康の基本と頑なに信じているが、本音は「金がかからないスポーツ」らしい。仕事は「淡々とこなす」ことが生きがいと言いきる。サプライズやドラマは不要なのだ。会社についたらゆっくりとお茶を飲む。呼吸を整え今日の仕事を確認し、そのまま淡々とこなしていく。平穏無事、これが鉄道マンの目指すところと今日も笑顔で業務をこなす。目立つことは苦手と、自分で書いてきたプロフィールである。

 「金野本部長談」

自分で「生真面目を実写化したような性格」と政治家みたいな答弁を平気で言う心臓に金たわしが生えたような図太い神経。この笑顔に騙されないようにこちらのほうが気を遣う。手ごわい部下だ。