三鉄ぽっぽ屋シリーズ「最後の大物、ファンも見逃す大物登場」 及川克彦 主任運転士

20150617

南リアス線で運転をしている。寡黙である。三鉄ではもっともミステリアスな男と呼ばれている。これだけ人気の高まった中で、一切マスコミには登場しない。というか、テレビカメラが来ると、スーッと消えてしまう。菊池弘充、山蔭康明と同期であるがつるむことはない。仲がよくないように映る。菊池と山蔭はモテない。妻がいない。及川は蔭では結構モテる。妻がいる。仲が悪い原因かもしれない。この写真はようやく少し笑った貴重なシーンである。ほとんど寡黙でニヒルである。365日、一日も欠かさず1時間の朝散歩をする。当然嵐の日も。雨ニモマケズ、風ニモマケズ、嵐ニモマケズ、妻ニハ負ケル。芯が強いと評価する人もいるが、どちらかというと異常体質だ。

そんな及川がマスコミに登場しない中で、唯一ポスターに載ったことがある。しかも政府広報のポスターで、あの羽生結弦と一緒にである。ポスターの「に」のところである。

一期生としては若く見える。三鉄の業務はすべてを経験した。いわば三鉄のスペシャリストだ。笑わないが三鉄ツーリストも経験している。学生時代は弓道をしていた。相当の腕前だったとの証言もある。じっと的をにらみ、精神を集中して的を射ぬく。まさにゴルゴ13とそっくりなのだ。

釣が趣味らしい。ただ誰も釣りをしているところを見たことがない。ミステリアス及川。さすがである。