三陸鉄道・熱き男たちシリーズ⑦ 小田文夫(こだふみお) 施設管理部長

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昭和58年入社以来、一貫して「施設管理畑」を歩んできたプロフェッショナル。鉄道の場合、運転手や車掌などが前に出る花形に見えるが、地道な施設の管理こそ、安全運行には欠かせない重要な仕事。上下関係に厳しく、親方と弟子の特殊な世界を歩んできた。

大震災後は、復旧工事責任者として昼夜突貫の工事の指揮をとってきた。どこがどれだけ損傷を受けたかの現場検証から、再生工事に至るまで、三鉄の鉄路復旧には欠かせない縁の下の力持ちである。一見温厚そうに見えるが芯は強く、一旦決めたら頑として動じない鉄より強い心臓が持ち味。頑固おやじと部下の評であるが、意外と融通も利く柔軟な面も持ち合わせている。NHK朝ドラ「あまちゃん」のロケが出来たのも、小田の陰の功績が大きい。

大の釣り好きで、久慈を本拠地として「釣りまくっていた」と豪語するが、実際は?である。望月社長との海戦では、下を向いて帰るケースが目立つ。隠れて釣りに行くと「大漁」の報告がある。