南リアス線吉浜駅から吉浜湾を臨む 1月1日 初日の出

2015

新年あけましておめでとうございます。会員皆様にとりまして今年も素晴らしい年となりますようお祈り申し上げます。

年末年始と東北、岩手は寒波襲来と悪天候予報で、5年ぶりに復活した三陸鉄道南リアス線の初日の出号の日の出が拝めないのではと不安がありましたが、なんと奇跡的に吉浜湾に太陽が現れました。乗客は皆様大喜びでした。

12月26日に岩手県知事、三鉄望月社長、山本宮古市長、JR東日本社長が三鉄移管の合意式を行いました。これにより、JR山田線の不通になっている区間(宮古―釜石)間の再開工事がスタートします。三陸鉄道は、復旧工事が完了すると、大船渡盛駅から久慈駅までの総延長160キロのロングレールローカル鉄道会社となります。普通になっている山田町や大槌町へ観光客も流れるようになります。復興のシンボルとしての三陸鉄道は、大きな経済波及効果をもたらす被災地の牽引車として一層の役割を担います。その出発が2015年です。

 

当会は、三陸鉄道のみならず、三陸沿岸全体の復興を応援する会です。美しいリアスの海、そこから産出される品質、味覚に優れた海産物。そして急峻な山々を背景にしている三陸は、海のそばでありながら山菜やキノコも豊かです。5億年を超える古代の地層には、限りないロマンが溢れています。それが三陸ジオパークです。三陸鉄道は、三陸ジオパークの大半を走ります。こうした様々な魅力を当会として発信し、応援を続けて参ります。

本年は、6月に「総会」を予定しております。全国各地の会員の皆様と、地元会員との交流の場としたいと考えております。また達増岩手県知事や、三陸鉄道望月社長はじめ、メディアに度々登場する運転士などもご招待する計画です。どうぞご期待くださいませ。

 

会のホームページは、ボランティアで事務局を行って頂いている「はんこ広場」の高橋政久事務局長です。仕事の合間に皆様への連絡など、まったくの無償のお手伝いです。心より感謝申し上げます。皆様も温かなご支援、ご協力をお願いいたします。

このホームページには、会長であるわたくしのコラムを毎週アップさせておりますが、今年は皆様からの投稿もアップしますので、どうぞどんなことでも原稿をお送りいただければ掲載いたします。ただし政治的、宗教的なものは削除の対象とさせていただきますのでご了承くださいませ。

 

本年も健康で楽しい毎日を送られますよう願っております。

三陸鉄道を勝手に応援する会  会長  草野   悟