盛況!三鉄社長杯釣り大会

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三陸鉄道は列車企画ばかりではなく、沿岸そのものを応援する「地域貢献」も大事な行動として徹底しています。5月25日、南リアス線の職員たちが裏方となり、80人もの参加者を集めて釣り大会を行いました。

大船渡市三陸町吉浜が会場です。次の復興担い手を育成しようと望月社長が先頭に立ち「吉浜元気組」を応援してきました。吉浜元気組の若手漁師と先輩漁師の11隻が出動です。三鉄職員は準備のため午前4時から会場を設営し、協賛会社からの賞品などを並べたり大忙しでした。6時30分、さあ一斉スタートだ、と号令がかかった途端、暴風が襲ってきました。港の中に待機すること2時間。大会ができるかどうか、神に祈るような気持ちで「風、やんでくれ」と手を合わせていました。80人の参加者は、皆さん釣り好きなんですね。誰も帰ろうとしません。10時に風がやまなかったら中止します、と告げた9時30分。大阪、名古屋、仙台など遠くからの参加者の皆さん、ようやく釣りができる喜びの顔。帰ってきたときは下を向いていました。

釣り時間を延長し午後2時に終了。その後、獲物を検査して表彰式です。望月社長賞は大船渡の72歳の方でした。老人パワーを存分に発揮していただきました。ナメタガレイやマコガレイなど大物続出でしたが、大差のついた大会となりました。若手漁師に交った3人の老船頭の船が上位独占の結果に「まだまだ若いもんには…」と真っ黒い顔にニヒルな微笑。かっこいいですね。石森さん、舟越さん、腕を磨いて再挑戦してください。ご協賛いただいたアサヒビール、イオンスーパーセンター、キャスティングの皆さま、ありがとうございました。

2014.6.13  盛岡タイムス掲載