三陸鉄道 名物中村社長が退任・新社長に石川氏

会長日記
会長 草野  悟

「三陸鉄道 名物中村社長が退任・新社長に石川氏」

約6年近く三鉄のかじ取りを行ってきた中村一郎さんが3月末で退社いたしました。4月から盛岡市の副市長として着任いたしました。中村前社長は、沿岸すべての首長、多くの住民から信頼も厚く、社員からも絶大な信頼と尊敬を得ておりました。人柄と行動力、的確な判断は、まさに群を抜くリーダーでありました。岩手日報では、異例の中村社長退任の号外を発行し、駅などで乗客に配布いたしました。三鉄の社長と言うよりも、日本ネスレがスポンサーとなっている三鉄の草野球チームのオーナー退団という記事ですが、内容は惜しまれて三鉄を退任という記事です。JR東日本山田線の移管による163キロのロングレール化、台風19号被害の対応や沿岸振興イベントへの対応など、数知れない大きな成果を上げてこられました。新社長には、我らが「三陸鉄道を勝手に応援する会」の初期からの会員でもある岩手県政策企画部の部長から石川義晃氏が就任いたしました。こちらも縁のあるシフトで、大いに楽しみです。石川新社長も人柄も良く、また岩手県沿岸広域振興局長、文化スポーツ部長などを歴任し、常時三鉄と関わってきたこともあり、周知の関係で社員も安堵しているところと思います。ともあれ、コロナ禍の中の新しい旅たちです。私も会長として、また三鉄の総合アドバイザーとして三鉄に席を置きますので、どうぞよろしくお願いいたします。