日別アーカイブ: 2013年4月1日

三陸鉄道を支える熱き男たちシリーズ⑤代表取締役社長 望月 正彦

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昭和27年生まれ。県庁では自然保護課、久慈市助役、知事秘書、盛岡振興局長など経て、平成22年6月に三陸鉄道・社長として着任した。着任の翌年に東日本大震災に会い、的確な判断力の元、三鉄復旧へ全身全霊を傾け、いまや岩手沿岸を代表するシンボル社長となっている。社員の信望は厚く、この社長あってこその三鉄になっている。

震災直後、人の通らない山道を縦横無尽に走り、三鉄の被害状況を即座に確認し、次の手を打ったのは有名な話。これは、社長の山菜、きのこ採りの賜物という声も多い。

春になると、そわそわし始める。運転中も道路の横に「あ、こごみ、それワサビ」と動物的反射眼で獲物を見つける如き目をキラキラさせる。コシアブラを大量に採り、社員に振舞う光景もいまや当たり前に行事化している。

また、大の釣り好きで、仕事中、海が平穏ならため息ばかり。釣りの前日は興奮で寝られないという。愛竿に電動リールをつけて、カレイやアイナメ、ソイを釣りまくる。料理の腕も自慢で、時折社内で料理講習会となる。公私のけじめをしっかりつけ、時には鬼のように厳しく、時には仏のように優しく、何よりも社員と地域を心より大事にするリーダーである。