カテゴリー別アーカイブ: 会長の三鉄日記

会長の「三鉄日記」

あとひと月、酉年が終わり、新しい年、戌年になります。2017年、日本、世界、そして皆様の1年もいろいろあったかと思います。目立ったのは天災です。予測不能の突然の災害に、よそ事とは思えない危機感を抱いている方も多いと思います。三陸沿岸の危機は異常な海の状態です。海水温が高温のためか、秋刀魚、鮭、イカの主力魚種が不漁で、沿岸を支える水産加工業が痛手を負っています。なぜか、暖流系の魚介類が増えています。岩手の沿岸は、本来水ダコが大半でしたが、今、マダコがあちこちで揚がっています。伊勢エビが山田湾で獲れたなどのニュースも入ってきました。

三陸鉄道は、危機的経営状態にあります。観光客の減少は三陸鉄道に限らず、沿岸の観光事業者にとっても同様で、ホテル、旅館など売り上げの減少が続いています。大型復興工事の終了と共に、沿岸を支えていた工事関係者が引き上げていることも原因の一つです。三陸鉄道にとっては、「人口減少」が響いています。震災で減少した人口に加え、自然現象によって高齢者の人口も減ってきています。つまり利用者の減少が経営を圧迫しています。

そんな中でも、三陸鉄道の社員たちは「地域の鉄道であるべき」と毎日地域の人たちの利用を増やそうと奮闘しています。また三鉄の収益にはつながりませんが、「駅‐1グルメ」という沿岸の料理を紹介するパンフレットを製作しています。12月に発行される駅‐1グルメは12号になります。「地域を大切に」というポリシー溢れる活動です。

鉄道収入減を補うべき活動は様々な企画の発信にあります。中元、お歳暮のカタログもその一つです。地域の名産、名物を集めたお歳暮カタログを発行中です。どうか三陸鉄道の経営危機を皆様のお力で助けてください。当会も会員の皆様の協力によって微力ながらこうした三陸鉄道の企画を応援しています。お歳暮カタログは、当会事務局にもありますが、ご希望の方は三陸鉄道までお問い合わせください。皆様のご協力をお願い申し上げます。

  • 問い合わせ  三陸鉄道 本社 物産担当 菅野
  • 電話 0193-62-8900  e-mail kanno@sanrikutetsudou.com
  • 三陸鉄道を勝手に応援する会 事務局  高橋
  • 電話 019-613-3655  e-mai info@santetuouen.com

会長の「三鉄日記」

10月23日の台風21号通過では、三陸鉄道が北、南リアス線を全面運休としました、台風は太平洋沖合に抜けてどうにか対処できたようです。ただ沿岸各地は大雨による河川の氾濫警報が続き、多くの住民に避難指示が出ていました。相次ぐ災害ですが、皆様もくれぐれもご注意の上、無事新しい年を迎えられますよう願っております。

 そんな中の三鉄恒例の人気イベント「第9回秋のさんてつ祭り」が11月5日に開催されます。

北三陸のうまいもの集合や、もちまき大会のほか、恒例の軌道自転車乗車体験、鉄道用品販売(超レアなグッズも)、鉄道むすめ2018年カレンダー発売など盛りだくさんの内容です。ぜひ久慈駅 秋のさんてつ祭りへ。

 

会長の三鉄日記 vol 5

三陸鉄道の宮古駅と、右側に見える宮古市役所新築工事の建物に跨線橋が10月11日にかかりました。宮古駅前広場と市役所を結ぶ幹線通路となります。宮古市役所は、東日本大震災で2階まで津波が押し寄せ、大きな被害となりましたが、その後応急処置をしながら業務を続けていました。宮古市の復興計画の柱に「コンパクトシティ構想」があり、駅を中心とした街づくりに向けた動きとなっています。新市役所は2018年、来年7月完成を目標に、連日巨大なクレーン2機が活躍しています。宮古駅前がにぎやかになってくると思います。その翌年2019年には、三陸鉄道は宮古駅と釜石駅間を走るJR山田線を移管され、163キロの三陸一貫鉄道として生まれ変わります。三陸鉄道の本社は現在のままで宮古駅が中心となります。盛岡から宮古までは、JR山田線が従来通りの運行となりますが、脱線事故の補修工事がまもなく終了し、この秋、11月に復活となります。様々な交通網が整備されてきており、沿岸の中心的都市として宮古の役割が期待されています。当会としては、2019年の一貫鉄道開通の時に何らかのイベントを行いたいと考えております。

会長の三鉄日記 VOL 3  今年も三陸沿岸は松茸大豊作

実は、三陸沿岸の山々は松茸の大産地なのです。しかも高品質ということで、全国の松茸市場ではもっとも高いレベルの評価を得ています。三陸と言うと魚介類というイメージが定着していますが、三陸沿岸は後ろに高い山々が連なり、春は山菜、秋はきのこや木の実といった自然の恵みに溢れています。岩泉町は特に松茸料理を観光の目玉にしていますが、昨年は台風10号被害で山に入ることが出来ず全滅でしたが、今年は道路も徐々に修復され、松茸採りに行く人たちも増えてきたようです。私の写真は、久慈市の山奥です。場所は秘密です。毎年友人で山の持ち主の秘密の場所で「特別待遇」で採っています。松茸のほか、ボリや舞茸、ほうき茸、しめじなど多彩に収穫できます。三陸鉄道では、山田町、宮古市、岩泉町、普代村、久慈市あたりが主な産地で、料理店などでは「松茸づくし」や「松茸スパゲティ」「松茸すき焼き」などメニューがありますので、ぜひ秋の三陸、三鉄をお楽しみください。

 

会長の三鉄日記 vol 2 高速道路と三鉄

ここは、三鉄北リアス線 佐羽根駅から田老駅に向かう途中の橋梁です。手前が三鉄、奥が現在工事中の三陸沿岸道路の佐羽根橋梁です。よく見ると右側がまだつながっていません。国道から離れた山の中なので、あんまり人目に触れることはありませんが、三鉄車両からは良く見えます。こうした道路工事はあちこち、急ピッチで進められています。国道を横切る工事で目立つのは、グリーンピア田老みやこ付近と、摂待、小本、普代あたりでしょうか。

山の中のトンネル工事が多く、よく発破をかけます。そうすると熊や鹿、狐や狸などの動物が逃げ惑い、線路へ飛び出してきたり、滅多に出現しない海岸などへ出てきたりします。三鉄運転士は、出来る限り動物衝突は避けたいと、かなりナーバスになっているそうです。

大型ダンプカーは相変わらず国道を占拠していますが、この三陸自動車道が完成すると、確かに便利になりますが三鉄にとっては相当痛手となります。また沿岸地域の市町村でも、素通り現象が起き、さらには大都市へのストロー現象なども起こってきます。そうした心配もあるのですが、現在三陸鉄道は、中村一郎社長のリーダーシップの下、社員が乗車増員対策に奔走しています。皆さん、ぜひ貸し切り列車などご協力をお願いいたします。